年代・性別・一時金使途(5月17日付け)
◆20代以下、女性が低い割合
要員管理計画による採用抑制の影響で20代以下の回答割合が11・1%と低く、50代以上の3分の1以下でした。また、女性の割合が29・0%と低率で、男性の半分以下に留まりました。今後回収率を強化すべき層と考えますが、分析対象としては十分な数と判断し、以降報告します。
◆使途は年代で大きな差違あり
一時金の使途の上位は例年通りで①生活費の補填78・0%、②貯金40・5%、③住宅ローンの返済37・8%、④趣味・レジャー35・5%、⑤教育費25・2%と続きました。趣味・レジャーの割合が例年より高く、耐久消費財が低くなっているものの、ここ数年全体的に変動が小さく、組合員の生活にそれほど変化がないことが伺えます。
しかし年代で要求項目に大きな違いがあるのも特徴です。20代以下は①貯金81・5%、②趣味・レジャー68・5%、また④は被服20・0%であり、自身が選択できる項目の割合が高い一方で、40代は①生活費の補填82・4%、②住宅ローンの返済43・0%、③教育費38・4%など、義務的なものや家庭に対する項目が多く、さらに50代以上では⑦貯金18・9%と年代別割合で最低となっています。
若年層から見れば一時金支給額は年々増えるものの、義務的に支出せざるをえない項目も増え、20代以下も将来を見越して貯金する傾向が伺えます。