7月31日付
最賃１５００円への引き上げを訴え、若者の団体「エキタス」と、全労連、全労協でつくる実行委員会は７月15日、ＪＲ新宿駅周辺で「サウンドデモ」を行った。
観光客や買い物客でにぎわう新宿の街を、音響機材を積んだトラックが軽快な音楽を流してデモを先導。参加者がコールに合わせて「最低賃金１５００円！上げろ」と声を上げると、沿道からは声援が起きた。
全国ユニオン（連合）加盟の東京ユニオンも初参加。関口達矢事務局長は「政府のいう全国加重平均千円では足りない。１５００円への大幅引き上げが必要」と語った。
全労協からは約50人が参加。男女間賃金差別是正の運動に長年取り組んできた柚木康子元常任幹事は「最賃の問題は女性の低賃金の問題でもある。最賃を大幅に引き上げなければ男女間の賃金格差は改善しない」と強調した。
全労連の黒澤幸一事務局長は、沿道を歩いていた若者がデモに飛び入りで加わるなど、共感が多く寄せられたと述べ「30、40円の引き上げでは生活できない。１００、２００円引き上げの議論を求める」と語った。
