堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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新年のご挨拶

1月4日付

 組合員のみなさんには、昨年も組合活動に変わらぬご協力をいただき、ありがとうございます。

 みなさんにとって、昨年はどのような一年間だったでしょうか。

 やはり、新型コロナウイルス感染症抜きには考えられない一年だったのではないでしょうか。日本で最初の感染者が出てから、2年近く経過しますが、未だに感染拡大前の日常を取り戻せていません。新たな変異株の出現により、再び警戒を強める動きも世界的に広がっています。

 第5波での感染爆発では、首都圏を中心に、必要な医療にたどり着けないまま、自宅で最期を迎える人が相次ぎました。

 私たちの職場でも、住民の健康を守る、感染症対策の部署で、自身の健康が脅かされる、月200時間超もの時間外勤務を余儀なくされる事態となって現れました。

 消毒の徹底など、細心の注意を払いながら、市民サービスを維持してきたのは、一部の職場にとどまりません。

 こうした状況にもかかわらず、人事委員会勧告は、国と同様、一時金の0.15月引下げという内容で、職員のおかれた実態とはかけ離れたものでした。

 この局面で、私たちは、当局がいかに職員のモチベーションを確保するのかを前面に掲げて交渉に臨みました。その結果、振替の運用見直しや再任用のフルタイム選択拡大、会計年度任用職員の一時金引下げの圧縮等が回答されました。

 一時金引下げからみればささやかですが、長年、要求し回答されたもので、みんなの力が引き出した大きな回答です。

 衆院選後、にわかに憲法「改正」に向けた発言が相次いでいます。

 「新しい資本主義」、「成長と分配の好循環」で、増え続ける大企業の内部留保を社会的に還元させることも、今年の重要な目標です。

 そして、定年延長、財政危機脱却プラン案の職員数削減の交渉と、職場から全国的課題まで、まるごと要求前進に向けて取り組んでいきます。本年も組合活動へのご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

2022年1月

堺市職員労働組合 執行部一同