堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

堺市職労(堺市職員労働組合)ブログです。

係長級2次試験結果が本人に通知 男女で合格率が拮抗 合格3分の1 狭き門

制度改善に向けて引き続き要求(12月1日付)

11月22日、係長級2次試験結果が通知されました。合格率は昨年より3%低下し、概ね3人に1人しか通らない狭き門となりました。

 

2次合格率は3%低下

 今回の2次試験は、211名(昨年度193名)が受験。かつての「3回ルール」が5回に改定された影響からか受験者が18名の増となりました。第1類(年度末年齢27~33歳)が104名(同83名)、第2類(同34~39歳等)が107名(同110名)と1類が増加、2類が横ばい。性別では男性が149名(同130名)、女性が62名(同63名)と男性が増加、女性は横ばい。最終合格者数は70名(同70名)で、合格率は33・2%(昨年36・3%)と3人に1人に。合格者数は横ばいでしたが受験者が増えたため、合格率は約3%低下しました。

33歳以下は低合格率
 最終合格者数の内訳は、1類が22名で対2次試験受験者合格率21・2%(同25・3%)、2類が48名で同44・9%(同44・5%)と1類に比べて2類の合格率が高い傾向が続き、その差はさらに広がりました。一方で対対象者合格率は第1類でわずか3・3%と約30人に1人、対申込者で絞っても4・1%、約24人に1人しか合格しない低い合格率に。第2類では対対象者で11・5%、約9人に1人ですので、1類が厳しくなっていることがわかります。
 職種別では一般事務33・0%に対し、一般事務以外33・3%と合格率にあまり差異は見られませんでした。

男性横ばい 女性低下
 性別では、対2次試験受験者で男性が49名で合格率32・9%(同33・1%)と昨年度とほぼ横ばいでしたが、女性が21名で33・9%(同42・9%)と9%という大幅低下になりました。ただし昨年は性別による合格率に10%近い差がありましたが、今年度は1%差となり、引き続き女性が高いもののその差はほぼなくなりました。細分別で最も合格率が高かったのが一般事務・女性・2類の56・3%。逆に最も低かったのが一般事務以外・男性・1類の16・1%でした。

狭き門こそ改善を
 これまで当局は、意欲と能力を前提といいつつ、ポスト数に応じて合格者を絞り込んできました。執行部は「通常の努力で合格できる制度」をめざしてきましたが、前年同様狭き門となっています。
 同試験はH23年度以降、いわゆる「3回ルール」が導入され、受験者の大きな負担となっていましたが、執行部の要求もあり、令和2年度から「5回」に変更されています。執行部は、前回から試験対象外となった方(40~44歳)のうち1次既合格者について、昇任選考にあたり、具体的措置をとるよう求めており、今後も継続して制度の改善を求めます。