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係長級2次試験結果が本人に通知 女性合格率上昇も 狭き門変わらず

制度改善に向けて引き続き要求(11月30日付)

20日、係長級2次試験結果が通知されました。合格率はほぼ昨年通りでしたが、試験区分ごとに見ると厳しい状況が見られました。

  係長級昇任試験の2次試験結果が、11月20日に通知されました。
2次合格率は近年並み 今回の2次試験は、193名(昨年度186名)が受験。対象年齢が引き下がったことに伴い、第1類(年度末年齢27~33歳、昨年度同30~33歳)が83名(同59名)、第2類(同34~39歳等、昨年度同34~44歳)が110名(同127名)、性別では男性が130名(同131名)、女性が63名(同55名)。最終合格者数は70名(同68名)で、合格率は36・3%(昨年36・6%)。対象年齢が変更になったので単純比較は難しいのですが、近年とほぼ同水準となりました。


33歳以下は低合格率
 最終合格者数の内訳は、1類が21名で対2次試験受験者合格率25・3%(同25・4%)、2類が49名で同44・5%(同41・7%)と1類に比べて2類の合格率が高い傾向に変化はありません。一方で対対象者合格率は第1類でわずか3・3%と約30人に1人、対申込者で絞っても4・0%、約25人に1人しか合格しない結果に。第2類では対対象者で12・0%、約8人に1人ですので、1類(33歳以下)が厳しい合格率となっていることがわかります。
 職種別では一般事務35・2%に対し、一般事務以外37・3%と合格率にあまり差異は見られませんでした。ただし対象者・合格者は一般事務552名・32名に対し、一般事務以外496名・38名なので対象者は一般事務が多い一方で、合格者は一般事務以外が多い結果となりました。


男性低下 女性上昇 
 性別では、対2次試験受験者で男性が43名で合格率33・1%(同36・6%)、女性が27名で42・9%(同36・4%)と男性は昨年度比で低下、女性は上昇しました。昨年は性別による合格率にほぼ差異はありませんでしたが、今年は10%近い差が出ました。ただし、1次試験では女性合格率が低下したこともあり、対対象者合格率は男性7・8%、女性5・5%、対申込者では男性8・3%、女性8・1%でした。


狭き門こそ改善を
 これまで当局は、意欲と能力を前提に、ポスト数に応じて合格者を絞り込んできました。
執行部は「通常の努力で合格できる制度」をめざしてきましたが、前年同様狭き門となっています。
 同試験はH23年度以降、いわゆる「3回ルール」が導入され、受験者の大きな負担となっていましたが、執行部の要求もあり、今回から「5回」に変更されています。執行部は、今回から試験対象外となった方(40~44歳)のうち1次既合格者について、昇任選考にあたり、具体的措置をとるよう求めています。
 今後も継続して制度の改善を求めます。