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係長級2次試験結果が本人に通知

女性合格率5%超の低下
1類合格5分の1 狭き門

制度改善に向けて引き続き要求(11月28日付)

11月21日、係長級2次試験結果が通知されました。合格率は昨年より3%低下し、概ね3人に1人しか通らない狭き門となりました。

 

2次合格率は3%低下 今回の2次試験は、232名(昨年度211名)が受験。一昨年より増加した昨年からさらに21名の増となりました。第1類(年度末年齢27~33歳)が126名(同104名)、第2類(同34~39歳等)が106名(同107名)と1類が増加、2類がほぼ横ばい。性別では男性が158名(同149名)、女性が74名(同62名)と両方が増加。最終合格者数は73名(同70名)で、合格率は31・5%(同33・2%)と3人に1人も通らない狭き門に。合格者数は増加でしたが受験者がより増えたため、合格率は低下しました。
33歳以下は低合格率
 最終合格者数の内訳は、1類が25名で対2次試験受験者合格率19・8%(同21・2%)、2類が48名で同45・3%(同44・9%)と約2人に1人が合格した2類に比べ、1類は約5人に1人と厳しい結果に。類別の合格率差はさらに広がりました。一方で対対象者合格率は第1類でわずか3・7%と27人に1人、対申込者で絞っても4・5%、22人に1人しか合格しない低い合格率に。第2類では対対象者で10・7%、約9人に1人ですので、1類が厳しくなっていることがわかります。
 職種別では一般事務31・0%、技術31・9%、専門31・9%と合格率にあまり差異は見られませんでした。
男性横ばい 女性低下
 性別では、対2次試験受験者で男性が52名で合格率32・9%(同32・9%)と昨年度と横ばいでしたが、女性が21名で28・4%(同33・9%)と5%超という大幅低下になりました。一昨年は女性が男性を10%近く上回ったものの、昨年はほぼ拮抗し、今年は逆転し男性が女性より4%以上上回りました。細分別で最も合格率が高かったのが専門・女性・2類の80%。逆に最も低かったのが一般事務・女性・1類の12%でした。
狭き門こそ改善を
 係長級昇任試験は導入後20年以上経過していますが、職員から様々な意見が挙がりました。受験そのものの負担の大きさ。副主査から係長級への昇任後は職務も変わり、給与面でも30代後半なら月給で2万円前後増加、一時金加算など当事者にとって非常に重要な制度であるからです。
 同試験は、執行部から受験者の負担軽減を踏まえた要求もあり、既1次合格者の1次試験免除を「3回→5回」に変更されてきた経緯があります。しかし2次合格率が低下すれば2次を何度も受験し、職員の負担増・モチベーション低下に繋がりかねません。
 執行部は今後も継続して40歳以上が対象の選考も含めた昇任制度の改善を求めます。