堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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係長級昇任1次試験の結果が本人に通知

受験率は微減

合格率はやや増加(10月16日付)

2019(令和元)年度係長級昇任1次試験の結果が10月10日に受験者本人に通知されました。試験結果について考えます。

受験率は全般的に微減

 今年度の1次試験の受験率は第1類(今年度末年齢30~33歳)68・9%(昨年度71・4%)、第2類(同34~44歳又は45歳以上で経験者枠採用3年以内)58%(同58・9%)。第1類・2類を合わせた受験率は、男性73・6%(同77・9%)、女性48・5%(同46・2%)、全体62・2%(同63・7%)でした。昨年度と比較すると、女性はやや増加したものの、全体的には微減でした。ただ、16年度以降4年連続で全体の受験率は60%を超えています。背景には、近年の女性職員の受験率向上があります。

堺市特定事業主行動計画(堺市職員の子育て・女性活躍支援プラン)によると、役職者に占める女性の割合は18年度で22・4%(目標値は18年度26・8%、21年度30%以上)となり、毎年度1%程度ながら少しずつ上昇しており、女性役職者が身近になり、イメージしやすくなったことも影響していると思われます。

 一方で、「育児との両立が困難」「昇任すると休暇が取りにくくなる」といった理由から受験をためらう声も多くあり、増加したとはいえ引き続き半数の女性が受験しない状況です。

合格率がやや増加

 また、合格率は第1類13・9%(同10・0%)、第2類20・5%(同17・7%)。男性16・6%(同15・3%)、女性19・6%(同12・4%)でした。

 すべての類型で上昇し、特に女性合格者が増加しました。

 昨年度まで当局は、「意欲と能力のある者を登用する」と述べて受験を勧奨する一方で、役職ポストを絞り込んだうえで「ポストの数に応じて登用する」運用を行い、そのもとで実際の合格率は7年連続で14%前後と低水準にとどまっていました。今年度はそうした状況にやや変化が生じたといえます。

厳しい試験制度

 係長級昇任試験について組合執行部は「通常の努力で合格できる制度」「3回ルールの廃止」を求めています。

 例年、試験前になると業務や家庭での役割を担いつつ勉強に多くの時間が割かれること、1度合格しても2次試験が3回不合格なら、また1次試験からやり直しになるなど、堺市

の係長級昇任試験はき

わめて厳しい制度と言わざるをえません。制度の改善を引き続き当局に求めます。