堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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堺市職労第91回定期大会を開催

公正な社会への転換めざし市民生活を守り、働きがいある職場をつくろう(10月15日付)

13日、フェニーチェ堺にて第91回定期大会を開催しました。大会は感染防止対策を講じて開催され、代議員76名の参加(定数85名)で、運動方針等が可決されました。(来賓ごあいさつ、祝電・メッセージ、発言等は特集号で報告します)

 

 大会は、福祉衛生支部のY代議員と保育所支部のA代議員を議長に選出し議事を進行しました。
 あいさつで林田委員長は、「国民の不信・怒りの高まりに菅前政権は退陣へと追い詰められた。その後、自民党内の駆け引きによってできた岸田内閣は、明日14日に衆議院を解散し、戦後最短、総裁選より短い日程で総選挙を行おうとしている。今度の総選挙は、私たちの要求の前進をおおもとで阻んでいる政治を大きく転換する絶好のチャンス。政党支持や政治活動の自由は労働組合の基本原則だが、私たちの要求と各党の政策について学び、検討し、議論できるように取り組み、多くの人が、政治の中身を変える運動に参加されることを呼びかけます」と述べました。
 来賓として、大阪自治労連の坂田副執行委員長から挨拶をうけた後、永藤英機・堺市長堺市議会・正副議長の祝辞をはじめ、多数の祝電・メッセージが寄せられたことが報告されました。
 その後、荻野書記長から、20年度一般経過報告、決算報告、会計監査報告の後、21年度運動方針案、予算案、中央委員および各機関選出執行委員が提案されました。
 提案を受け、5名の代議員から発言がありました。
【税務支部・S代議員】
 4年前、市税事務所が統合されたが人員が削減され、休日出勤も増えている。休日出勤は「原則振替」で、年休が取れない、時間外が増える悪循環に。
【水道支部・U代議員】
 再任用職員の賃金の実態は、本俸は常勤職員の約60%、一時金は約50%だが、退職後も同じ職場で同じ仕事に従事することが多い。再任用の問題はすべての職員の問題。粘り強く交渉を。
保育所支部・S代議員】
 職場では新型コロナから子どもたちや職員を守ることに緊張の日々。
子どもたちの生活も遊びも感染防止を一番に考えて行っている。会計年度と任期付きの方を対象にしたアンケートを実施したが、あらためて組合の必要性を実感した。
【育友会・K代議員】
 会計年度職員制度になり、毎年4月中は試用期間とされ、病気休暇を取ると病気休職が使えなくなったため、病気休暇中の職員が続けて病気休暇を取れなくなった。交渉を重ね、試用期間廃止はできなかったが病気休暇90日の取得ができるようになった。
【福祉衛生支部・M代議員】
 子どもの虐待対応にあたった職員に手当が支給されるようになった。手当が支給されることはありがたいが、交付税を必要な人を確保するために活用するよう求めてもらいたい。
(発言の詳細、文書発言については特集号に掲載します)
 発言に対し、荻野書記長が答弁。その後の採決で、提案された議案が全会一致で可決。

 また、「いのちを守る政治をめざす特別決議(案)」を提案し、参加者全員の拍手で採択されました。