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子育てなど日記 その22

 6月5日付き

 子どもは5月の誕生日には、人生ゲームをもらいました。借金したり、アイドルになったり、毎回違う人生を楽しんでいます。

 さて先日、元堺市PTA協議会会長で元小学校民間人校長のシェルトンさんのお話を聞く会に参加しました。

 シェルトンさんは、「校長になってわかったのは先生方の大切さ」と強調されました。一方、学校現場について「新任の先生は、大きなリュックサックを背負い、そこにどんどん荷物を入れられ、年々増える。やる気いっぱいの先生が疲れていく」と例えました。

 在職中は先生方を守るため、物申すこともあったと語るシェルトンさん。「今の教育現場は、失敗を恐れすぎ、正解を求めすぎ、マニュアルを求めすぎています」「子どもたちが壁にぶつかったことを喜べるような教育が大切」と語られました。

 お話の最後に学校での子どもたちとの思い出を話され、「家庭で愛された子どもは学校に学びに来る。そうでない子は愛されに来る」と結ばれました。

 参加者からは「若い先生を守ってくれる先生がいない、職員間で言いたいことを言い合える雰囲気がなさそうで心配(保護者)」「現場の若い先生に、今日のお話を伝えたい(教員OB)」「シェルトンさんがされたことを他の学校でもできるようにするにはどうすればいいのか考えたい(一般参加)」など口々に出されました。

 最後にシェルトンさんは「在職中、PTAがクッションになってくれた。お母さん達も本当に頑張っておられるが、お父さんの役割こそ大切」と期待を込められました。

 教育は2万%強制だ、という意見もありますが、子どもを真ん中においた教育現場になってほしい、僕もおろおろするだけではなく何かせなあかんなと思ったのでした。