ブックレット紹介(12月25日付)
2015年の大阪市住民投票で否決され、民意が明確になった「大阪市廃止・特別区設置」をめぐり、「大都市制度(特別区設置)協議会」において再び議論が行われています。
また、大阪市の吉村市長はマスコミのインタビューに答え「都構想住民投票は来年9、10月」と述べています。
しかし、「大阪市の存続」はすでに先の住民投票で決まっており、それをひっくり返そうというのは民主主義と住民自治を無視するもので、32億円もの税金のムダづかいでもあります。
さらに、マスコミ調査では「大阪都構想」に反対する大阪市民は47%で、賛成を10ポイントも上回り、昨年よりも反対の声が増えていることからも、「大阪市廃止」をゴリ押しするための再度の住民投票は許されません。
このような情勢の中で、「初歩から分かる総合区・特別区・合区」が発行されました。あらためて制度の中身を学習し、運動をすすめましょう。
定価は1000円(組合員は500円)。組合事務所で取り扱っていますので、ご希望の方はお問い合わせください。
<内容>
第1章 都構想をめぐる問題の本質
(冨田宏治・関西学院大学教授)
第2章 特別区・総合区とは何か
(梶哲教・大阪学院大学准教授)
第3章 合区の意味と問題点
(柏原誠・大阪経済大学准教授)
第4章 住民自治を発展させるために~いま問われていること
(森裕之・立命館大学教授)