堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

堺市職労(堺市職員労働組合)ブログです。

泉佐野市不当労働行為救済命令再審査請求 中央労働委員会からも不当労働行為と断罪

千代松市長は中労委命令に従え(12月21日付)

12月12日、中央労働委員会より命令が交付され、泉佐野市当局が中労委に申し立てた再審査請求の全てが棄却され、初審命令(府労委命令)に従うよう命令が出されました。

 命令では、千代松市長が就任以降、職員基本条例の強行、退職手当の改悪、年末年始の超勤手当の改悪、長年無償で貸与してきた組合事務所の減免を不承認、さらに使用料を払わなければ出ていくよう条件を付けたこと、平成25年夏季交渉の一方的な打ち切り等いずれも結論を押付けるやり方や管理運営事項として交渉に応じないなど、団交拒否や不誠実団交が指摘され、市が「一貫して組合を軽視する態度を取っていた」と判断し、それが組合の弱体化をはかる支配介入に相当するとして、初審命令よりさらに具体的に指摘をする命令書となっています。

 本来、労使の問題は、労使双方の十分な話合で解決すべき事項です。また、法律を守らなければならない自治体が、公的な第三者機関からの命令に従うのは当たり前のことです。

 泉佐野市職労、弁護団、支援共闘会議は12日、中労委命令を受け、記者会見を行うとともに、千代松市長に対し、「中労委命令を真摯に受け止め、初審命令を即時履行するとともに、労使関係の正常化を求める」要請行動を行いました。

 要請行動に対応した泉佐野市八島副市長は命令書の中身を十分見ていないとした上で、「今後どうして行くのか精査して対応を決めたい」としました。

 要請団からは、「これ以上争いを長引かせ、市民の貴重な税金を投入することは許せない」として、誠実に団体交渉をし、協議を重ねるという、当たり前の姿勢に立ち、労使の課題は労使で解決をはかるよう強く求めました。

 16日には議会への要請が行われました。さらに、市当局への緊急FAX要請を取り組むとともに、千代松市長の暴走にストップをかけ、これ以上の争いを長引かせることなく、労使関係の正常化を求め要請していきます。

 職員への攻撃は、市民に我慢を迫る攻撃へとつながります。堺市職労として、泉佐野市職労の運動に連帯していきます。