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松井知事のツイッター書込みに抗議が広がる!

問われる人権感覚と知事としての資質(10月24日付)

沖縄県東村高江のヘリパッド移設工事現場に配置されている大阪府警の機動隊員が、反対する住民に対して暴言を吐き、そのことに対する松井大阪府知事の発言から抗議の声が上がっています。

差別暴言にご苦労様?

 安倍政権が暴力的に強行している沖縄県東村高江で進められているヘリパッド移設工事現場の周辺で、反対する住民に対して、配置されている大阪府警の機動隊員が「土人」などと差別的な暴言を吐きました。しかし大阪府の松井知事は、10月19日夜、自身のツイッターで「表現が不適切だとしても、大阪府警の警官が一生懸命命令に従い職務を遂行していたのがわかりました。出張ご苦労様」と投稿しました。これに対し「人の上に立つ者としての責任感が全く感じられない」など批判の書き込みが相次いでおり、沖縄タイムスは「大阪府警を所轄する立場の知事が、機動隊員が暴言を吐く動画を確認した上でかばい、ねぎらったことになる」としています。

大阪府知事の異様な人権感覚

 機動隊員の差別発言について、沖縄県翁長雄志知事は19日の記者会見で「未開の地域住民を侮蔑する意味を含み、一県民としても、県知事としても言語道断で到底許されるものではなく、強い憤りを感じている」とこの言動を批判しています。

 また、沖縄県警も暴言を「事実だ」と認め「極めて遺憾だ」として謝罪し、政府も菅官房長官が記者会見で「許すまじきこと」「不適切な発言を行ったことは大変残念」と指摘しました。大阪府警本部も「不適正な内容」とし「処分を検討する」と報道されています。これらの対応と比べ、松井知事の対応は異常で、まさに差別を肯定するものであり、人権感覚と知事としての資質が問われる重大な問題です。

 10月21日には抗議する行動が府庁前で取り組まれました。知事には発言の撤回と謝罪が求められます。