「松井知事は辞任を」市民ら抗議デモ
（11月4日付）
10月28日（金）、国民大運動大阪実行委員会、府民要求連絡会、憲法改悪阻止大阪府各界連絡会議の3団体主催のもと、松井一郎大阪府知事の差別発言擁護に抗議する府庁一周抗議デモを行い、堺市職労からも参加しました。
沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド建設現場周辺で、建設に反対する住民に「土人」「シナ人」と大阪府警の機動隊隊員が差別的な暴言を吐きました。
この問題について、沖縄県の翁長雄志知事は「未開の地域住民を侮辱する意味を含み、一県民としても、県知事としても言語道断で到底許されるものではなく、強い憤りを感じている」と批判しています。また、沖縄県警も暴言を「事実だ」と認め、「極めて遺憾だ」と謝罪し、政府も菅官房長官が記者会見で「許すまじきこと」「不適切な発言を行った事は大変残念」と指摘しました。大阪府警本部も「不適切な内容」と当該隊員を戒告処分としました。
しかし、松井一郎大阪府知事は「出張ご苦労様」などと差別発言を擁護し、各方面から指摘や抗議を受けた後も、機動隊員の発言は住民の抗議行動に問題があるとの認識を変えておらず、沖縄県民への謝罪もしていません。この姿勢に対し、市民ら１６０人が28日昼、松井知事に擁護発言の撤回と謝罪、辞任を求める府庁一周抗議デモを行うとともに、抗議行動後、知事あての６４０人の個人請願を提出しました。大阪城公園教育塔前で開かれたデモ出発前集会では、川辺和宏大阪労連議長をはじめ、主催団体の代表が、知事発言を批判し、大きな世論にしていこうと呼びかけ、集会参加者は「松井知事の態度は許せない」「知事の資格なし すぐ辞めろ！」などのプラカードをかかげてデモ行進を行いました。
