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改憲勢力3分の2 野党共闘が一定前進

7月12日付

参議院選挙は、7月10日に投開票され、11日午前、総務省投票率を発表、全国平均54・70%で、前回2013年を2・09ポイント上回ったものの、過去4番目の低さとなりました。(堺市内の結果は、ニュース参照)

公示が通例より1日前倒しされて期日前投票を行った有権者が過去最多の1598万人に上ったことや、国政選挙で初めて選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられたことなどが投票率微増の要因とみられますが、堺市の場合、前回の投票率が52・08%、今回が51・45%(下表参照)と、0・63ポイント微減の投票率となりました。

 自民・公明・おおさか維新の3党など改憲勢力の非改選議席は88議席参議院憲法改正の発議ができる3分の2(162議席)に達するには74議席必要で、3党の議席はこれを上回る77議席に達しました。これで衆参両院で改憲発議が可能となりました。

 自民党は32ある1人区の21選挙区で勝利。比例代表でも19議席を獲得しましたが、27年ぶりの単独過半数回復をかけた57議席には届きませんでした。公明党は選挙区全員を当選させるなど、改選9議席を大きく上回る14議席を獲得。民進党は13年参議院選の17議席を上回る32議席を獲得しましたが、改選46議席は割り込みました。ただ、1人区は野党統一候補が11選挙区で勝利する健闘をみせました。おおさか維新の会は改選2議席を大きく上回る7議席共産党は改選数から倍増の6議席を獲得しました。社民党と生活の党は、比例代表でそれぞれ1議席獲得しました。