堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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大阪の野党共闘の深まりに確信をもち都構想の本質を知らせ反対の世論を広げよう

12月4日付

11月27日(水)、「都構想ストップ!豊かな大阪をつくる府民のつどい」が開催され、700人を超える参加で熱気に包まれました。

 明るい会の荒田事務局長が、「都構想をストップさせるために、本質を学び、大いに語って、府民に都構想反対の世論を広げる大運動に取り組もう」と呼びかけました。

勝利の保障は「高投票率にすること」

 関西学院大学の冨田教授が「前回の大阪市住民投票は、67%の投票率で、日頃選挙に行かない人たちが動いて、都構想否決となった。通常の選挙は、投票率50%台だと、組織された維新支持層に負けている。大きな世論を広げていくことがカギ」と基調講演。

 立憲民主党森山浩行衆議院議員、元大阪市長平松邦夫さん、日本共産党の辰巳孝太郎前参議院議員が、ゲストとしてあいさつ。新社会党がメッセージを寄せ、大阪での野党共闘の深まりを示しました。

私たちの手で「豊かな大阪」をつくる

 山中智子さん(大阪市会議員)、山田明さん(名古屋市立大学名誉教授)、幸田泉さん(ジャーナリスト)らによるパネルディスカッション。現在の法定協議会での議論について、「介護保険事業は『一部事務組合』でやるというが住民から遠くなり多様なニーズをくみ上げられない。本来基礎自治体がやるべき、消防も府という広域自治体がやるという議論になっている」など山田氏が問題点を指摘。

 「豊かな大阪をつくるために必要なこと」について、山中氏が「制度いじりの時間や労力、税金を市民のくらしを良くする方向にこそ使うべき。医療や福祉の負担の軽減、子育ての不安を減らし、大阪経済の主役の中小企業などへの支援をすること」を強調。

 幸田氏は、「『特別区』が現実のものになると、全国的に孤立した状態になる。国に対して要望するなど政令市はみんなで団結して動いているが、『特別区』は参加できない。政令市のまま仲間と手を携えて国を動かし自治体を豊かにしていく道を目指すのが現実的だ」と語りました。

 会場全体で、「都構想NO」「OSAKAの未来をつくろう」のカードを掲げ、決意を固め合いました。

 最後に、大阪市をよくする会の福井事務局長が「よくする会が作成した『未来づくりパンフ』で大学習運動に取り組もう。『都構想』学習会や集会、住民シンポ等を企画しよう。『都構想』は『大阪市を廃止する』ことを知らせよう」と行動提起し、集会を締めくくりました。