約50名が参加し意見交換
(6月4日付)
5月19日、サンスクエア堺において、大阪都構想から堺市を守る自由と自治・堺の会」が主催して開催された「堺区民のつどい」に約50名の市民が参加し、大阪都構想の問題点や堺のまちづくりについての学習と意見交換を行いました。
会事務局の八田忠敬氏の開会あいさつの後、DVD「大阪都構想と堺市の未来を考える」を鑑賞し、財源や権限が奪われ、歴史文化を活かしたまちづくりや市民サービスに支障をきたす恐れのある大阪都構想の問題点などについて学習しました。
その後、一級建築士でこれまで土居川・内川の再生などまちづくりに関わってこられた平野憲司氏から講演をいただきました。平野氏は、環濠の再生とまちづくり構想などにふれつつ、都構想について「市民レベルでの感覚が必要。歴史文化都市をつくるためには市民の力が必要。特別区になったら一体どうなるのかを考えなければならない」と述べました。
続いて「堺打刃物よもやま話」と題して講演に立った堺打刃物・伝統工芸士である味岡知行氏は「堺は歴史と伝統と自治のまちであり、進取の気風あるまち。伝統技術を土台にして新しい素材へ挑戦してきた」と述べました。
参加者の意見交換では、「都構想に反対する運動を堺を学ぶ市民運動に発展させてほしい。何でも東京と比べること自体がおかしい」などの意見が出されました。
閉会あいさつに立った穴井氏は「都構想を超えて、誇れる堺、より豊かな堺にしよう」と述べました。