12月9日付
本日は、年末一時金支給日です。また、秋季闘争で回答された賃金・一時金の引上げ分は、差額として議会での議決後の支給となります(正規・再任用・任期付職員のみ)。今後の要求実現に向けた大きな力をつくるために、一人でも多くのみなさんの組合加入を呼びかけます。
秋季闘争~国を上回る初任給の改善も
私たち自治体で働く労働者は、憲法で保障された労働基本権が一部制約されているため、その代償措置として、人事委員会勧告制度が設けられています。
秋季年末闘争では、こうした趣旨に沿った勧告を求めて、人事委員会に対する要請や職場連名要請書(1498人分)の提出など、職場の意見が反映されるよう労働組合として取り組んできました。
また、人事委員会勧告以降は、人事当局に対し10月27日に秋季年末一時金等要求書を提出し、11月2日を皮切りに計4回の交渉を重ねました。その結果、11月16日の最終回答では、国を上回る初任給の改善(高卒5500円、大卒5000円)や、若年層を中心とした給料表の改定(給料カーブ中だるみ改善)、会計年度非常勤職員を含めた一時金引上げなど、「全ての職員の生活改善」を引き出すことができました。
特に今回の交渉では、当初当局が「制度上引き上げられない」としてきた会計年度非常勤職員の期末手当引上げ(次年度から)を回答させたことは、組合員の粘り強く道理ある要求が当局を動かすことができることを証明した象徴的な事案です。ここに労働組合の真価が発揮されました。
労働組合で声を
集めてこそ力に 労働組合が交渉で築いた成果は、未加入者も含めてすべての職員に還元されますが「団結は力」という言葉のとおり、一人でも多くの職員が労働組合に結集してこそ、大きな力を発揮することができるのは言うまでもありません。私たちを取り巻く状況は、堺市での労使関係以外にも、全国的な経済状況や大阪の政治状況など、様々な困難をかかえています。だからこそ、みんなの力を集めて労働条件の維持向上と働きやすい職場づくりを進めることが大事です。
この機会に一人でも多くの方が堺市職員労働組合に加入されるよう心から呼びかけます。
管理職の皆さんは
カンパにご協力を 管理職の皆さんには、この間の労働組合運動へのご協力に感謝申し上げるとともに、引き続き変わらぬご指導とご協力をお願いします。また、この機会に組合の諸活動の基盤である財政強化のため、カンパへのご協力もどうぞよろしくお願いします。
(一時金支給月数は、12月9日付参照ください)