8月6日付
7月初旬に西日本を襲った豪雨災害の発生から、まもなく1カ月を迎えます。岡山県や広島県などの被災地では猛暑や台風通過のもと、懸命の復旧作業が続きます。
西日本豪雨では、死者220人、行方不明者9人超、重軽傷者約400人の人的被害が出ました。
広島・岡山・愛媛など9府県192ヶ所の避難所では今も3973人の住民が避難生活を強いられています。
住家被害は全壊が3828棟。半壊や床上・床下浸水まで含めると4万5824棟が被害に遭いました(いずれも7月31日、総務省消防庁発表)。また、農林水産業の被害も深刻で、7月30日に農林水産省が発表した被害額は約2120億円とされています。
被害の甚大さ、被害箇所の多さに加え、歴史的な猛暑や台風などが被災地を襲い、復旧作業を困難にしています。少なくない地域で、いまだに家の片づけもままならない状況が続いています。
全国から多くの方がボランティアとして駆けつけるとともに、各自治体においても災害対応の支援として職員派遣が行われています。
堺市においては、災害発生直後に派遣された緊急消防援助隊を皮切りに、応急給水活動、現地連絡調整員、家屋被害認定調査業務等で、7月6~24日の間に延べ174人が任務にあたり、今後も廃棄物の処理等で引き続き職員が派遣される予定となっています。
この間組合では当局に対して情報提供を求めるとともに、職員派遣にあたっては、各所属と各支部間において協議を行い、必要な措置を取るよう要請等を行っているところです。
災害支援は長期化が予想されます。職員の皆さんにおかれましては、できる範囲での支援やカンパ、またボランティア支援行動の参加等について、ご協力を重ねてお願いします。
※ご希望の職場へカンパ袋をお渡ししますので、組合事務所までご連絡ください。