堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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連載・阪神淡路大震災から20年①

堺市職労が支援活動を行った西宮市・香櫨園地区はいま~

(1月14日付)

 1995年1月17日の阪神淡路大震災から今年で20年となります。

 震災がもたらした未曽有の被害を目の当たりにし、「何かしなければならない」との思いから多くの組合員・職員が支援活動に関わりました。当時の活動を振り返りつつ、これからのまちづくりにいかすために連載記事を掲載します。

 当時、いち早く堺市職労が支援活動を申し出た西宮市香櫨園小学校避難所は、2000人を超える住民が身を寄せる市内最大の避難所でした。

 堺市職労として全庁に呼びかけた支援活動に、35日間のべ400名を超える組合員が香櫨園にかけつけました。行政としても救援物資搬送や仕分け、職員派遣、給水タンク車や廃棄物収集車の派遣、被災者の受入れなど各分野で多くの職員が従事しました。

 堺市役所高層館の上層階から、地震による火災でたちのぼる黒煙がはっきり確認できるほど凄惨な状況のなかで、「何かできることはないのか」という多くの組合員・職員の気持ちは、多大なカンパ活動にも結び付き、当時の総務局長と執行委員長が連名で訴えた労使共同のカンパに反映し、合計金額はなんと1630万円を超えたのです。

 香櫨園小学校避難所の「ナチュラルリーダー」を担っておられたピアノ調律師の方、西宮市職員労働組合をはじめ、現地の方々や支援活動に関わった組合員・組合役員の方々のお話も伺いするとともにこの間の取組みを振り返り、20年間の歩みと変化、その中から学ぶこと、これから私たちがすべきことや次世代に伝えるべきことを考えます。