執行委員Ｙ
（2月19日付）
前回の投稿からかなり筆を休んでいました。季節も大きく移り岩手県内部・山間部は雪に埋もれています。最高気温ですら０度に達せず、最低気温はマイナス10度という地点も…。大阪とは全く違う気候に驚かされます。ただ私が派遣されている太平洋岸・大槌町は“岩手県にしては”比較的温暖で雪もあまり積もりません。それでも毎朝の日課は「氷落とし」です。出勤するために車のフロント・サイドのガラスにビッシリと張った氷を落とさないと危なくてとても運転できない、そんな状況です。
さてかなり間が空いた話で恐縮ですが、堺市にその多くを含む「百舌鳥・古市古墳群」が世界文化遺産推薦候補に決定しました。滋賀・比叡山延暦寺、京都・奈良の寺社、兵庫・姫路城、和歌山・熊野古道と近畿６府県中５つが持っていながら大阪だけが持っていなかった世界遺産登録が遂に叶うのか！岩手にいながら興奮してしまいました。
ちなみに岩手県、世界遺産については何と２つもあるんです。一つは「平泉―仏国土（浄土）を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」で現存する寺や跡地等でこれらは全て岩手県内にあります。もう一つは「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」。これは長崎・軍艦島、福岡・八幡製鐵所、鹿児島・旧集成館や山口・松下村塾等各地に点在する複合遺産で、釜石市にある橋野鉄鉱山も含め２０１５年に指定されています。住所こそ釜石市ですが大槌中心街にも近く、指定時には大いに盛り上がったのですが…。（続く）
