堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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第3回交渉、本日開催も困難

当局の解決責任は一層重い(11月18日付)

当局の不誠実な姿勢により、15日に開催を予定していた第3回団体交渉が開催されていません。本日は労使で当初予定していた決着日ですが、交渉開催のめどは立っておらず、来週に持ち越される見込みです。 

この間の経過

第1回交渉(8日)

組合 少なくとも人事委員会勧告に基づく一時金の引上げ改定が必要。扶養手当の見直しについては、根拠に合理性が欠けている。減額になる職員のモチベーション確保の考慮を。高齢層職員の昇給・昇格制度の見直し(55歳を超える職員の昇給停止等)については、「扶養手当の見直しにより減額になる職員の人数も56歳以上が最も多い」「新たな給与制度を創設したにもかかわらず実効性のないまま見直される」「50歳台に上位の級への昇格が多いという国の人事運用は堺市にはない」「当局の言う、職務・職責に応じた給与制度という点でもそぐわない」「見直すなら同時に解決すべき課題がある」ことなどから、国家公務員に準じた見直しは受け入れられない。

当局 勧告への対応については内部で検討中。

組合 何を検討しているのか説明を。

当局 答えを持ち合わせていない。ご理解いただきたい。(繰り返す)

組合 不誠実だ。問題がある。

第2回交渉(11日)

当局 自主交渉自主解決、誠意をもって協議、合意できるよう努める。

組合 短期臨時職員の時給引上げも踏まえ、非常勤職員の基本賃金改善、「研究する」としていた病気休暇取得による経験加算延期の改善を求める。

当局 「経験加算延期」の件は検討中。

組合 短期臨時職員の夏季休暇付与を改めて求める。

第3回交渉予定日(15日)

要請行動・要請書提出

組合 「検討中」としているが18日決着の責任は当局にある。

当局 妥結できるよう最大限努力する。

窓口折衝(15日)

当局 努力してきたが今日の開催は難しい。

(折衝を中断)

抗議行動(15日夜)

組合 解決に向けた当局の責任はより一層重くなった。

当局 妥結に向け、交渉責任者として最大限努力する。

解決責任を果たせ

 昨日も当局窓口との折衝を開催していますが、いまだ解決に向けた交渉開催の見通しが立っていない状況です。

 組合窓口は、決着日に至っても、第3回交渉にも入れない状況について重ねて抗議し、早急に解決できる交渉を開催するよう当局責任をあらためて追及しています。

 これに対して当局は「18日の最終妥結日に向けて当局内で検討を重ねてきたところですが、現時点においても、人事委員会勧告に対する対応について検討しているところであるため」との理由で「交渉期日の延期」を申し入れてきました。

 この間の当局の姿勢は、これまで積み上げてきた労使の経過を踏み破るという不誠実極まりないものです。

 団体交渉の開催は、来週に持ち越される見込みですが、組合員の声を背景に引き続き当局に対し、解決責任を追及していきます。