主催：大阪ＮＯ２簡易測定運動本部実行委員会(5月9日付)
ソラダス（第８回おおさかＮＯ２簡易測定運動）は、今年で８回目となりますが、大阪府全域の大気汚染の現状・実態を測定した40年近くにわたる運動と貴重なデータの蓄積があります。
また、大気の測定だけではなく、健康アンケートと併せて取り組むことで大気汚染と健康（特にぜん息）との関係を調査します。
現在、子どもたちの中でぜん息が増えており、文部科学省の学校保健統計によると、ぜん息を患う子どもの比率（被患率）はこの30年間で３～５倍に増え、特に中学生、高校生の被患率が高止まりし、大阪の被患率は全国平均を上回っています。
環境基準は、環境行政の基礎となる貴重な指標で何より人の健康を守るために設けられた基準です。現行のＮＯ２環境基準は０・04ｐｐｍ～０・06ｐｐｍとなっていますが、ぜん息などの健康被害が発生しているにもかかわらず、基準は改定されないままとなっています。
大気汚染の主な物質は、自動車排ガス、中でもディーゼル排ガスに含まれる窒素酸化物（ＮＯ・ＮＯ２など）や微小粒子状物質（ＰＭ２・５）などですが、二酸化窒素（ＮＯ２）を測れば、大気汚染の実情が住民の手によってわかり、運動をすすめるにあたっての貴重な資料となります。
測定日は５月19日（木）18時～20日（金）18時までの24時間、測定は簡単で小さな測定用カプセルを大阪府全域（１㎞区画ごとに５個以上）に設置し、回収します。
堺市域では、約１００区画、約５００個のカプセルを設置します。また、併せて、健康アンケートにも取り組みます。
皆様のご協力をお願いします。
