堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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「大阪市なくさんといて!」

大阪市廃止・分割案」住民投票反対 イベント・グループ結成相次ぐ

3月19日19時~大阪府民集

(3月12日付)

 大阪「都」構想をめぐり、大阪市を廃止して5つの特別区に分割することの是非を問う住民投票が5月17日に実施される見通しとなり、大阪市解体に反対する団体が大阪市内で大規模な宣伝やイベントを企画、市民グループの結成も相次ぐなど「わが街大阪を守ろう」の輪が広がりつつあります。

 「大阪市つぶし、くらし破壊の大阪『都』構想はやめよ」と先駆的に運動を広げてきたのが、「大阪市をよくする会」と「明るい民主大阪府政をつくる会」(堺市職労も参加)です。1月から「『都』構想、百害あって一利なし」100か所宣伝を実施。現在は週1回のペースで「I LOVE OSAKA」ニュースを発行。19日には府民集会(19時~、エルおおさか)も予定。大阪市解体反対の世論の牽引役となっています。

新たな市民グループ

 維新対抗勢力の結集をめざし昨年12月に結成された政治団体府民のちから 2015」は2月6日、竹山堺市長などを来賓として躍進のつどいを開催。

 2月20日には、大阪市をなくす特別区の設置に反対する市民らでつくる「大阪市がなくなるで!えらいこっちゃの会」(共同代表・辻公雄弁護士)の結成総会が市内で開かれました。総会には自民、民主系、共産の3会派の市議も来賓として出席。

 同会は、大阪市廃止・分割の弊害を明らかにするために、あらゆる個人・市民団体・政党などとの連携を深める方針で、大阪市会での特別区設置協定書議案の採決が見込まれる明日13日には、大阪市役所前で緊急アピール行動を行う予定です。

若者たちも

 若者たちも動き始めています。反原発行動などで知り合った若者らが、民主主義と生活を守る有志(Small Axe for Democracy and Life=略称SADL)を結成。大阪市解体の住民投票で賛成が多数となれば、安倍政権の改憲に支持を表明している維新が勢いづき、集団的自衛権の具体化や改憲にもつながると、ツイッターなどで警鐘を鳴らしています。8日の学習会に続き、14日にデモの予定です。

 動画などで充実したホームページを立ち上げたのは、梅田章二弁護士(元大阪府知事候補)らが関わる「大阪市なくさんといてよ!市民ネットワーク」。9日には森裕之立命館大学教授を招き、スタート集会を開催しました。

 自民、民主系、共産など80人を超す大阪市議・大阪府議、国会議員らから設立趣旨に賛同を得ているグループ「民意の声」も10日、大阪市内で決起集会を開催。現在の大阪が停滞している原因は「都」構想という名のまやかしにあると主張。コンセプトとして「政局対立から、議論を重ねて具体化できる正しい改革を目指す大阪へ」を打ち出しています。

 ほかにも、21日の「市民大集会」(大阪市中央公会堂)など、市民グループの企画が目白押しです。複数の団体間で5月に大規模な共同行動を行う相談も進んでいます。

大阪市なくなる!くらしこわれる!「都」構想ストップ!維新政治ノー!

大阪府民集

日時:3月19日(木)18時30分開場、19時開会

会場:エルおおさか大ホール(地下鉄天満橋駅下車西へ5分)

【お話】関西学院大学法学部教授・冨田宏治さん

【リレートーク