本日11日全体要請行動
給与構造改革に伴う諸課題解決に向け行動ご参加を
(11月11日付)
本日11日は、秋季年末闘争第3回交渉日です。「チームワークを強める賃上げ」実現、「給与構造改革に伴う諸課題」解決等に向け、交渉前に、全体要請行動を行います。全機関執行委員・中央委員・組合員のみなさんは18時30分にご集合願います。
秋季年末闘争は、アンケートをこれまで1232枚集約し、10月29日に要求書を提出。「チームワークを強める賃上げ」「給与構造改革に伴う諸課題解決」「非常勤職員の母性保護休暇など積み残し課題解決」を目指して、本日11日の要請行動で連名要請書一次集約分を提出し、その後行う第3回交渉で具体策の提示を迫ります。昨日付けに続き、概要と到達点をお知らせします。
給与構造改革に伴う諸課題等
○副主査創設に伴う給料表の見直し
8年間にわたる課題解決提案である「副主査選考制度」を柱とする給料表の見直しについて、中堅層の年代で、新3級副主査給料表が、現3級主任給料表の昇給カーブを下回る問題を追及。当局は10月1日に「行政職と福祉職について議論のあった課題解消を狙って研究した」として、副主査給料表第2次提案を提示。その結果「昇給カーブ下回り問題」解決とあわせ、「50歳4級主査選考」で到達する生涯賃金を第2次提案が上回りました。
○残課題早急に解決を
副主査選考制度については、現3級主任の方を新給料表のどこに格付けするのかという「在職者調整」の問題が残されています。この課題は、現3級係長の新4級係長への格付け、現4級補佐の新5級補佐への格付けにも影響します。
交渉では、8年間の重みを踏まえた対応を求めていますが、当局は「みなさんの主張は理解している。努力してまいりたい」と述べるにとどまっており、具体策を提示するよう求めています。
また、ほぼ全員が昇格していた3級主任選考と比較して、ポイント制による選考基準の運用によっては38歳で昇格できず、昇格の遅れが発生するおそれがあること、人事委員会勧告の反映を給料表にどう反映させるかなど、重要な課題があります。
○特別休暇等の見直し
当局は、これまでの交渉のやり取りを受け、「人工透析職免の無給化」を病気休暇の一部とすること、「妊娠出産障害休暇の診断書添付義務化」は産前は従来通り診断書添付不要とする取扱いを再提案。
しかしその他は当初提案に固執。執行部は、「学業にかかる特別休暇等の無給化」は「少なくとも現在の取得者には制度保障すべき」と求めています。
○保育所送迎等職免
「保育所送迎等職免の無給化」は、「時代に逆行」「他市をリードすべき」との追及にもかかわらず「他市との均衡により無給化したい」との姿勢を変えていません。
11月4日の第1回交渉では「これまで22年間有給で制度運用してきた総括」を求め、提案撤回を迫りましたが、当局は「検討したい」としつつも具体案の提示はない状況です。
○非常勤更新時評価
「非常勤職員の任用更新時評価制度の導入」については、非常勤職員について「原則として60歳まで1年の任期を更新する」という大綱合意があるにも関わらず、これを実質的に変更する提案だとして認められないと厳しく追及。今後は、秋季年末交渉後に改めて、非常勤職員に関わる課題を中心にすえた非常勤交渉を行なうことを確認しています。