堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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「さかい未来づくりサロン」vol.2

都市の活性化=移動する(歩く)人の数が増えること

セミナー「『食』で拡げる地域と人の環」に78人

(5月9日付)

 4月28日、「さかい未来づくりサロン」VOL2「『食』で拡げる地域と人の環」を開催し、職員・市民合わせて78名の参加となりました。セミナーでは、堺の活性化に向けた課題と問題意識が実践者の視点から語られました。

 講師には樋口恵介さん(樋口恵介デザイン事務所代表)をお招きしました。堺生まれ堺育ちで、ミュージシャンを目指していたという樋口さんは、堺の食を発信するフリーペーパー「ナカモズグレイト!」をはじめ、地域に根ざした画期的なプロジェクトを数多く手掛けています。

 これらの「しごと」を通じた樋口さんのポリシーは「ボランティア」ではなく「仕事として引き受ける」ということ。「地域を活性化したい!」という依頼者の思いを、常に第三者の視点で形にすることにこだわっておられます。

 「ナカモズグレイト!」「堺東倶楽部」「シェイクス」そして、現在企画中のフリーペーパーづくりと並行して、今、取り組んでいるのが、「堺市シティプロモーション認定事業」にもなっている「&Rice(アンドライス)」というウェブサイトです。人が生きていく上で不可欠な「食」、日本人の主食である「米」、日々を過ごす「堺市」というまち。そして「世界」。食品ひとつとっても、そこには作った人がいて、その背景には地域性や歴史・文化があり、探るほど奥深いもの。「&Rice」の神髄は、「食」を通じて、地域と人の環を拡げようということですが、気を付けているのは、「堺について誰も知らない」というところから出発して「自分がどうしたいかをまず考える」ということだそうです。

「堺は歴史文化のまち」であることも、「千利休は京都の人」「与謝野晶子は東京」だと思っている人が実は多い、ということから出発しよう!という樋口さん。「第三者の視点」を大事にしながらも、堺に対する「熱い想い」があふれるお話でした。

 講演終了後、「ナカモズグレイト!」などに登場するお店の自慢の品が当たる「大抽選会」を開催。協賛していただいた店舗・企業はなんと19社。楽しく和やかな雰囲気があふれる企画となりました。

 場所を変え、有志で開催した交流会も、堺にかかわるさまざまな分野の人たちの出会いと交流の場となり、大変な盛り上がりとなりました。

 堺市職員労働組合「さかい未来づくりサロン」事務局では、次回以降の企画を準備中です。職場から「こんな人の話が聞きたい!」「こんな人たちと交流したい!」というご要望、ご意見や「企画に参加したい!」という積極的な申し出も大募集中です。