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特定秘密保護法の狙いと今後は?

3月1日、市民会館にて学習会開催

(3月6日付)

 昨年12月に国会で成立した特定秘密保護法についての学習会が3月1日、大阪憲法会議の副幹事長も務められる弁護士の西晃さんを講師に市民会館で行われました。

 まず、法律の概要について説明。もし、特定秘密保護法に違反して起訴された者が、何の秘密を漏えいしてしまったがために逮捕されたのかが分かっていなかったとしても、その秘密は裁判の過程においても一切明らかにされない。「自分はなぜ、逮捕されたのか?」という疑問は晴れぬまま、最高で10年にもなる懲役、もしくは1000万円までの罰金の刑に処せられるということが起こり得ると紹介されました。

 西弁護士は、戦後間もなくに当時の文部省が発行した中学3年生、高校1年生を対象とした上・下巻の教科書『民主主義』を引用して、国家権力の拡大に対する市民運動を鼓舞され、合わせて「改憲派も今の機を逃してはならないと危機感を持ちながら取り組んでいます」と紹介もされました。

 この集会には70名が参加。堺市内では、今後も3月29日には瓦町公園で集会・デモ行進が予定されるなどしています。