堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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秋季闘争アンケート結果②

「カット中止、賃上げ」強く要求

(11月7日付)

Q特に要求すべき項目は何ですか。

1位は「賃金カットの中止」72・4%。組合側から「堺市は財政状況が健全で、職員やその家族の生活を脅かすもの。導入すべき理由はない」と強く求め、一定の改善はあったものの、2~6%カットが今年4月から押し付けられました。とりわけ構造改革給料表導入時の現給保障廃止対象者にとってはWカットであり、大幅カットによる生活不安が広がっています。

 2位「給料表改善・賃上げ」63・5%。先月の市人委勧告で平均月例給1、561円の引上げがあったことによる期待も大きくなっています。ただし勧告では「現給保障廃止に伴う趣旨を考慮しつつ、職務・職責に配慮する」とも言及されており、今回の闘争の重要な争点になります。

 以降、3位「一時金の支給月数の引上げ」36・1%、4位「退職金の復元」25・6%と続きます。とりわけ昨年7月からH27年まで段階的に引き下げられていく退職金は50代で39・3%と定年退職が近い方が高率です。

 また全体では低率だったものの、「非正規職員の時給引上げ」は非正規で42・1%、「係長級昇任試験の改善」が30代で25・0%、「専門職種の昇任改善」が保健衛生支部で28・3%、「高齢期雇用制度の充実」が再任用29・5%、再雇用42・9%となり、それぞれの年代・任用形態によって要求が多岐に及んでいます。また、「雇用の安定」が事業団労組や任期付職員では比較的高率回答。それぞれ指定管理者制度による雇用継続や、有期雇用に対する不安が伺えます。