大阪選挙区は維・自・公・共
維新の会、得票減らす
(7月23日付)
21日投票で行われた第23回参議院議員通常選挙は、自民党が65議席を獲得しました。自公連立政権は非改選を合わせ135議席(定数242)を確保し、過半数を達成しました。投票率(選挙区)は、52・61%で、前回10年の57・92%を5・31ポイント下回り、過去3番目の低さでした。
安倍内閣は、アベノミクス「3本の矢」の追加の矢として、社会保障の改悪や来年春からの消費税増税をもくろんでいます。また、「世界で一番企業が活躍しやすい国」として労働法制改悪の具体化などさらなる規制緩和、新たな「安全基準」による原発再稼働・輸出再開、憲法「改正」問題、侵略戦争美化の動き、TPP交渉などの推進を狙っており、「国民要求とのねじれ」が一層深刻化する恐れがあります。
橋下大阪市長による「慰安婦発言」が批判を浴びた日本維新の会は、大阪府全体(比例区)で12年衆院選比40万9千票減らしたものの、100万を超す得票を得て、第1党となりました。
また、選挙区は今回1議席増の定数4となりましたが、維新の会、自民党、公明党に次いで共産党が12年ぶりに議席を獲得し、民主党現職が落選する結果となりました。