人事評価研修事前課題について当局が通知
「理解と納得」とはほど遠い拙速さと、抗議
(12月17日付)
当局は、12月13日付けで人事評価研修事前課題等について通知しました。
人事評価研修については、当局は12月5日付けで研修受講者の割当を通知しました。今回の通知は、研修生を決定し、事前課題を具体的に示す内容となっています。この通知が直前に行われたことにより、該当者に配付されたのは金曜日となりました。
驚きの声が広がる
職場からは、「金曜が休みの人は事前課題に取り組めないがどうすればよいのか」「明日あさっては選挙事務もあるので事前課題に取り組む時間がない」「上司にも書いてもらわないといけないのか」「研修内容に、新制度での人事評価実施って書いてあるが、組合は何か聞いてますか」など疑問や不安が広がりました。
直ちに抗議する
人事評価については、これまで「評価者と被評価者の理解と納得が得られる制度」の構築に向けて協議を行うことを確認してきました。
このことから、5日付け通知を当局が行った際、執行部からは、研修の中身について説明を行うよう求めました。にもかかわらず、こうした資料を労働組合に対して提示する前に通知したことに対し、窓口折衝にて抗議を行いました。
十分な説明していない
当局は「これまでの協議や窓口折衝のやり取りで行った説明をもって、十分な説明を行ったとは思っていない」と述べました。
▼事前課題については、「時間が迫っているため、記入ができなくても構わない。当日発表等は想定していない」としました。
▼研修内容については、これまでの交渉経過を踏まえた内容となっていると述べました。
その他、5日付け通知の対象者について、これまで人事評価の対象となっていなかった再任用短時間勤務職員と任期付短時間勤務職員が受講対象になっている点についてただしたところ、当局は来年度から人事評価の対象とする方向だと述べました。これまでやり取りしていなかった内容であり、十分に協議するよう指摘しました。
理解と納得得られるように進めよ
執行部からは、「評価者と被評価者の理解と納得」とは言うものの、拙速な進め方をすることによってますます理解と納得から遠のいてしまうことを指摘。今後も協議をしながら進めることを確認しています。