堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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馬鹿親日記⑧

3月30日付け

 ばたばたと手続きを済ませた後、しばらくは育児休業を取得し、自宅の団地で過ごしていました。

 ある日、呼び鈴を鳴らす人が。何だろうと思って出てみると、ご近所の方が、お祝いに子どもの肌着などを持ってきてくださいました。普段、階段で顔を合わせるぐらいの方でしたが、子どもが生まれることを気にかけてくださっていました。

 また、別の方からも、「団地の自治会でお祝い金がもらえるよ」と重要な情報が。

 今の団地に住んで2年。ここは、階段を挟んで家が向かい合うという階段式なので同じ階段の10軒の方とは時々顔を合わせます。また、自治会があるので、回覧板が回ってきます。団地の行事や校区の情報、何号室にどなたが住んでいるのかもぼんやりは分かっていました。

 以前3年住んでいた賃貸住宅では、隣人も分からず、地域の状況も不明のまま。

 きっと、今の環境だから、ご近所が自分たちのことを気にかけてくださるようになったんやろなと思いました。

 子どもが夜泣きしたり、暴れたりしても、こうしたつながりがあれば、階段で会った時に謝れるし、もし災害が起こっても、この団地の人は、子どもを助けてくれるやろなと気が楽に。

 以前、ぼうぜんとテレビを見ていたら、「主婦に及ぶ無縁社会」というニュースをやっていました。結婚して専業主婦になり、夫は多忙、新しい地域に住んだため周囲に知り合いがおらず孤独を抱えている方の取材でした。ご近所のつながりはその解決のヒントにもなるなあと思いました。