堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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馬鹿親日記⑤

過去記事→馬鹿親日記④(1月13日付け)

http://unionsakai.seesaa.net/article/240431437.html

 いよいよ出産予定日間近になってきました。「最初の子は遅れるからね」「赤ちゃんは自分が出ようと思った時にでるからね」などさまざまなアドバイスを受けて、Xデーを待っていました。

 しかし予定日を過ぎて、1週間を経過してもいっこうに兆しがありません。「よっぽどお腹が居心地がいいねんな」と思いながらも、そわそわした日々を送りました。

 日数経過により、妻は入院して陣痛促進剤投与を受けることに。

 陣痛室のベッドに横になり、朝から点滴投与を受ける妻の横に付き添い。次第に点滴量を増やしていきます。しかし、1日目は変化なく、夕方に投与終了。何をすれば力になれるのかよくわかりません。うーん。

 付き添いを終えて自宅に帰る際、壁に貼り出された担当医の当直当番表が目に入りました。カレンダーに2~3か所、氏名が入っています。空欄の部分はどうやら院長が担当されているようです。ということは、ほとんど当直を担当しているようでした。

 2日目も朝から点滴投与。助産師さんがいろいろケアをしてくださいます。15時半ごろになり、「疲れてるやろ?病室で休んだらどう」というお言葉に甘えて妻の病室でしばし仮眠。

 45分くらいで陣痛室に戻ると、あれれ?陣痛が始まっていました。妻は苦しそうです。ぼうぜんとしながら、何ができるかキョロキョロ。ひらめいて、うちわであおいで励ますことにしました(のちに妻は腰をさすってほしかったとこぼしていました)。

 数時間経って、陣痛の間隔が次第に短くなり、いよいよ出産のため、分娩室に入ることとなりました。

 準備のため、いったん僕だけ廊下で待機。緊張で頭がぼうっとします。やがて分娩室に導く助産師さんの声で、同じく待機中の男性が入室。そうか、あの人が呼ばれたかと思っていると、実は僕が呼ばれており、分娩室では陣痛に耐えながら、妻が「いやこの人は夫ではありません」と言う一幕もあったのでした。