堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

堺市職労(堺市職員労働組合)ブログです。

大阪府知事選挙・大阪市長選挙の結果について

大阪自治労連書記長の談話

大阪府知事選挙・大阪市長選挙の結果を受けて、大阪自治労連書記長が談話を発表しましたので紹介します。

 11月27日投開票の大阪府知事選挙・大阪市長選挙はいずれも橋下・「維新の会」が勝利する結果となった。

 はじめに、選挙戦で多大なご支援をいただいた全国の仲間のみなさんと、大阪自治労連各単組のみなさんの奮闘に敬意を表し、心から感謝を申し上げたい。

 大阪自治労連は、「明るい民主大阪府政をつくる会」の中心的な組織として、梅田章二候補の勝利をめざし、また、大阪市長選挙では橋下・維新の「独裁」を阻止するために、平松候補の勝利をよびかけ奮闘してきた。

 残念ながら、私たちの主張を全有権者に届けきることができなかったが、「民主主義と地方自治」を守るための共同は、渡司考一氏が大阪市長選挙への出馬中止を決断してから急速に拡がりを見せた。

 『民主主義』への危機感を持つ多くの人々が、橋下流「独裁」政治に反対の意思を表明し、組織や立場を越えてのかつてない共同は、これからのたたかいの大きな財産となった。

 庶民の暮らしの厳しさから、政治の変化を求める有権者の支持は、橋下・「維新の会」に集まることとなったが、「大阪都」構想の中味や、憲法違反の「教育基本条例」「職員基本条例」の内容について選挙戦を通じて説明されることはなかった。それどころか、選挙戦での演説や法定ビラでは、「大阪市はバラバラにはしない」「独裁ではない」などの言い訳とごまかしを彼らは続けてきた。そして、選挙最終盤には、橋下氏が「今のままでいいのか」「変えたいのか」と有権者に迫った。

 大阪府民・市民の切実な願いを受けながら、暮らし・経済の立て直しや、府民の命を守る防災など、「大阪をどうするのか」を語らずに選挙戦を制した彼らの言動は、早晩、必ず大阪府民・市民の要求と矛盾を生み、批判を浴びることになるだろう。また、今回の選挙で示された大阪府民・市民の民意は、決して大阪都構想などを望むものではないことは明らかである。

 大阪府・市ともに公権力を手にした橋下・「維新の会」の暴走とファッショ的な政治はさらに強まることが予想される。これから新たなたたかいが始まる。

大阪自治労連は「独裁政治」を許さず、憲法と暮らしを守り、「職員基本条例」「教育基本条例」反対のたたかいに全力を挙げるものである。