12月23日付
12月1日、大阪市内で開催された第20回役員セミナーに、民間・公務の労働組合から70人が集い、堺市職労から3人が参加しました。
本セミナーは、大阪労連と関西勤労者教育協会の共催で、回を重ねてきました。
今回は、4月にアメリカのレイバーノーツ大会【※Labor Notesは、労働運動を支援する団体。「労働運動に”運動”を取り戻す」をスローガンに、80年代以降、弱体化するアメリカ労働運動の弱点を克服しようと2年に一度、運動の教訓を共有し、学びあう大会を開催】に参加した大阪府職労の小松委員長を講師に、「参加したくなる労働組合 アメリカの労働運動に学ぶ」をテーマに開催されました。
セミナーの柱の一つが「参加したくなる楽しい会議」。今更ながら、労働組合活動のなかで「会議」の占める割合は非常に高いものがあります。
というのも、組合を構成しているメンバー(組合員・役員)は、業務のように日常的に一緒に働いているわけではありません。普段は、別々の職場で働いているメンバーが、情報を共有し、組織として方針を議論・決定し、行動するには、会議という場が不可欠です。活動が増えると、自ずと会議も増えてきます。
2008年に橋下元大阪府知事が就任し、2011年に大阪府職労の専従書記長となった小松さんも、会議となると、20分間、情勢を語り、活動を報告し、あれこれの取組みを「やってくれ」と、これまでどおりのスタイルで運営してきました。あるとき参加者から、「あ~、疲れるわ」のひと言が出たそうです。それがきっかけで、どうすれば、参加者が参加したくなる会議にできるかを、コミュニティ・オーガナイゼーションの活動などを通じて模索してきました。
セミナーでは、1グループ4人に分かれて、いつくかの質問に、1分~3分で話し合う形態で進んでいきました。
理想の会議は?との質問には、話しやすい、全員がしゃべれる、参加する意味がある、役割がある、得意を活かせる、小グループで話せる、オンライン参加できる、悩みを共有できる、学べる、否定しない、プライベートと両立できる、時間どおりに終わる、負担を分かち合える、ものごとが決まる、資料がわかりやすい、知り合える、年齢構成がとれている、楽しい、元気になれると、たくさんの意見が出ました。
こんな質問もありました。『定期大会をどんな内容にするか議論しているとき、「みんなで話し合うのはとてもいいけど、そういうのが苦手だ、聞いているだけの方が参加しやすいという人もいる」この意見に対して、あなたはどう答えますか?』(ちなみに、府職労はみんなが発言できる大会運営をしています。)
これまでの小松さんなら「もう決めたことだから…じゃあ以前の方法に戻せばいいの?」と答えていましたが、活動を通して「どうすれば安心して参加してもらえる?」と、もう二度と発言したくなくならないように、伝え返しができるようになったということです。
これまで「当たり前」とされ、意外にも取り上げられなかったテーマを、みんなの問題として共有しているところに、変化を感じられるセミナーでした。