堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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品格高い都市を蘇らせよう 自治都市・堺 シンポ 報告

9月28日付

9月25日、シンポジウム「市民のコミュニティと自治都市・堺」(主催堺市行財政研究会)が、サンスクエア堺で開催されました。
 講演「我がまち『堺』の再認識」は、観光ボランティア歴10年・ツアーガイド回数800回以上の川上浩さんが、歴史、著名人、町名の由来、駅名の推移などを、豊富な写真を交えて、縦横に語られ、もっと堺が好きになる、興味・関心が湧いてくるお話でした。
 地域からの報告では、「人口縮小社会という未来」山田正明さん(こども食堂・こども夢くらぶ)、「たまり場から広がるまちづくり」小倉孝雄さん(健康友の会みみはら鳳支部支部長)が報告。小倉さんは、鳳地域で、2015年、地域の「たまり場『ちぐさ』」を開所。絵手紙や書道などの「文化教室」、「夏休みこども塾」「こども食堂」など、教員OBなど地域の協力(=高齢者の役割づくり)を得て事業を展開し、コロナで「集まれない、しゃべれない」中でも、近所のウオーキング、会員への電話での声掛けなど、地域に根差した創意工夫あふれる活動が紹介されました。
 コーディネーターの森裕之教授(立命館大学)が、「コミュニティとは人間同士のつながり。今の日本は孤立化が世界一進んでいる対極的な状況。この状況を変えていくのは、地域と身近な自治体しかできない」とし、「保育料の無償化や各小学校区にこども食堂などを行うためには、民主的・効率的な財政運営が必要。これができれば『品格高い都市』が蘇る」と集会をまとめました。
 シンポジウムhttps://youtu.be/_aydYvNloAQ