堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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第3回拡大中央委員会を開催

交渉により到達点を築く

残る課題に向けても取組をすすめよう

(11月30日付)

11月25日に第3回拡大中央委員会を中央委員定数66名中39名の出席で行い、2015年秋季年末闘争中間総括(案)を決定しました。

 市民支部のK中央委員を議長に選出し議事に入りました。

 冒頭、山道委員長は「今回の大阪府知事大阪市長選挙の結果は非常に残念だが、この結果を受け止めて、より良い地域づくりのために何をすべきか議論が求められている。この中央委員会もその議論の場としたいし、色んな声を上げてほしい。大阪維新の会は3年間の議論をして都構想をすすめるとしている。対立をあおり硬直した議論を続け、同じことを繰り返さないよう注視していきたい。また今回の案件である秋季闘争の中間総括についても積極的な発言をお願いしたい」とあいさつしました。

【中間総括(案)提案】

 続いて林田書記次長から、「秋季闘争中間総括(案)」を提案。

○課題を残した点

 給与制度の総合的見直しについて、3年間の経過措置が設けられたとはいえ、給料表の水準を1・5%を基本に引き下げるものであり影響が大きい、非正規職員の賃上げについて、同じく最前線で市民サービスを提供している実態や最低賃金引上げの状況にも関わらず、大多数の職員の改善が図られなかった。

○交渉により到達築く

 単に勧告を反映するだけでなく、モチベーションを保つため、使用者責任を果たす努力を求めた結果、この間の交渉経過を一定踏まえて月例給及び一時金の改定が示されたこと、非常勤職員の特別休暇と短期臨時職員(技能労務)の日額単価について、具体的改善を含んだ回答をされた。

○闘争を区切る

 秋季年末闘争については、不十分な内容に留まっている点もあるが、総合的見直しの全国的な到達状況も踏まえ、この回答をもって区切りとする。

【質疑討論】

▼「社会福祉支部と保健衛生支部は、組織強化方針に基づき、それぞれの大会と批准投票を経て合併し、福祉衛生支部が誕生した。今後も職場要求の前進に頑張りたい」(社会福祉支部・D中央委員)

▼「秋季闘争の交渉で当局は人事委員会勧告にしばられていると感じた。ベテラン職員にとってダメージが大きく再任用職員に経過措置がないのは残念だ。若い職員もスリム化で係長級への昇任率が低く、3級止まりが増えることが予想される。今後どうしていくかを考える必要がある」「W選挙については、結果に悲観せず、これから2年間大規模開発優先でない、中央集権でないまちづくりの政策提言をするのが重要だと思う」(水道支部・U中央委員)

▼「回答内容が見えにくいので、準備しているランチタイム集会などで組合員に分かりやすく説明して欲しい」(市民支部・M中央委員)

▼「秋季闘争では、青年部で書記長を先頭に要請行動を取り組んだ。これまでにない取り組みができた」「教員の任命権が大阪府から堺市に変わる機会に、交流と情報交換のきっかけとして堺教組青年部と共催でクリスマスパーティを取り組むので各職場で声かけをお願いしたい」(青年部・N中央委員)と4名が発言。

 執行部から「大阪府政の民主化に向けてのご指摘はそのとおりであり、危惧する点も同じ。この場で具体的に提案はできないが、ご指摘を踏まえて取り組みたい」「秋季年末闘争の回答についてのご意見についても、他の政令市と比較して堺市の給与水準は決して高いとは言えない。そのような点からも引き続き求めていきたい」「組織強化についても職場での活動を強める方向で進めたい。そのためにも青年の組織化にも積極的に取り組みたい」と答弁しました。

中央委員会は中間総括(案)を満場一致で可決し、最後に山道委員長の「団結がんばろう」で締め括りました。