堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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賃上げ、人員体制の充実、人事評価制度の改善 、長時間残業の解消を訴えるも交渉開催に至らず!

当局は職員のモチベーションを向上させる改善を!

(11月11日付)

秋季年末闘争・第3回交渉予定日の昨日、交渉前に当局への要請行動を行い、代表して青年部、職員支部保育所支部が課題の解決を訴えました。

【青年部】

 若年層職員は、堺市をもっと良くしたい、堺市の発展に貢献したいという思いを持って入庁しています。しかし、現在の職場環境ではその思いを何年も持ち続けることができなくなっています。

 原因の一つは長時間の時間外労働です。ノー残業デーの遵守を叫ぶだけでなく、時間外労働の縮減の本質を考え、職場ごとに業務量に見合った人員を正規職員で配置することを原則としつつ、職員のモチベーションをあげるような革新的な取組を。

 二つ目は人事評価制度です。秋季年末闘争・要求アンケートにおいて、「人事評価の効果が見えない」「職場への貢献があったとしても、中々上位の評価とはなりにくく、結局普通の評価にとどまる気がする」といった意見が若年層職員からありました。評価・選考のプロセスを透明化し、成果が正当に評価され、職員の努力が報われるような制度の再構築をお願いします。

 私たちは、若く、経験はありませんが、歴史と伝統を誇る自由・自治都市堺の職員として、しっかりと職務にあたっていきたいと思う気持ちは誰にも負けません。どうか、私たちが存分に力を発揮できるような労働環境を構築してください。

【職員支部

 若年層が自分の給料だけで生活するにはカツカツの生活を送らなければならない。少しでも生活に余裕ができるような賃上げを。

 また、職場では非正規率が上がっている。なんとか職場の努力で業務をこなしているがもう限界。職場体制に責任を持ってもらいたい。

保育所支部

 今年4月、多くの保育所が欠員状態でスタートしたが、今でも欠員の保育所がある。子育て支援の新制度が始まり全国的にも保育士不足が言われている。堺市は担当制保育というのをすすめているが、欠員のために保育士がコロコロ変わってしまい、子どもたちに不安を与えてしまう。職員も疲労困憊している。欠員補充と更なる正職採用を。テレビでも保育士不足が取り上げられ、その原因に給料の安さがあると言っていた。全国には70万人の潜在的保育士がいるのに、今後7万人も保育士が不足すると言っていた。自分たちは国家資格を持ったプロ。もっとスキルを向上させたいし、技術の伝承もしながら、もっと地域にも出ていきたい。

 今は非正規の職員の頑張りにも支えられて保育が行われている。保育所に働くすべての職員の待遇改善を強く強く要望します。

 要請行動終了後、第3回交渉開催にむけて断続的に窓口折衝を行いましたが、交渉開催にはいたりませんでした。