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第2回春闘交渉回答を持ち帰る

賃金カットの年度末終了を確認 人員体制確保を改めて求める (3月20日付)  3月18日、副市長、教育長、上下水道事業管理者出席のもと、春闘第2回交渉を開催しました。  冒頭、副市長より左記の回答がありました。 賃金カット終了  荻野書記長より、「これまで2年間、平均3・1%の賃金カットが続いてきた。私たちは、職場の声を背景に、夏季交渉、秋季年末交渉のたびに、切実な生活実態から、ただちに中止が必要だと迫ってきた。この取扱いについては、条例規定どおりということで良いな」との投げかけに対し、副市長は、うなずきました。  また、回答を受けて以下を指摘しました。 保育所送迎等  当局は、保育所送迎等について3月13日に通知したが、組合員からは、これまでどおりの運用がされるのかとの不安や、様式や取得条件など疑問の声が寄せられている。  新たな制度によって、職場や取得者が、円滑な職務遂行に困難をきたす事態になってはいけない。疑問に応えつくし、スムーズなスタートを切れるようにしていただきたい。  また、運用後の検証を早期に行ない、問題点があればただちに是正する姿勢で臨んでいただきたい。 ○時間外勤務  第1回交渉で「実際よりも時間外勤務を過少申告している」など職場の声を示し、「縮減策の趣旨は理解できるが、背景にある人員不足にしっかりと目を向けているのか。縮減策が、サービス残業など違法行為の温床となってはならない」と指摘したが、回答では賃金不払残業に対する言及がない。厚生労働省の「賃金不払残業解消指針」も踏まえた協議を。 ○人員体制  第1回交渉で当局は「体制確保の責任を果たす」「所管の支部交渉の状況を把握し、連携して対応を調整している」と述べた。しかし、▼保育所の短期臨時職員の欠員について「欠員解消を図る立場で、改めて所管と連携し、何ができるか検討したい」としたが、本日時点で具体策が示されないまま4月1日が迫っている。体制確保の責任を果たせ。  また、▼時間外勤務の理由に人員不足を挙げる部局があり、整理を求めていたが未整理のままだ。人が足りないなら、時間外勤務命令ではなく、人員確保が必要だ。 ○非常勤職員  高年齢者雇用の賃金、母性保護休暇など労使経過を踏まえ、今後も引き続き協議を。 ○諸課題解決等残課題  副主査選考基準は第1回交渉で提示を受けたが、今後、副主査制度の運用、4月での給料表の切替えや、前歴換算について詳細な案の提示を求める。  最後に本部副委員長から、「とりわけ人員体制について、正規職員の採用計画を示すべき。しっかり職場に実情を聞き、要員管理方針の見直しを」と重ねて指摘し、回答を持ち帰りました。 回 答(平成27年3月18日)  2015年2月19日付け「2015年春闘要求書」及び2015年2月24日付け「要求書」について、次のとおり回答します。 1 平成27年度から実施する保育所送迎等に係る休暇の運用状況については、制度実施後、適宜、検証してまいりたい。 2 時間外勤務については、事前命令の徹底、業務内容や勤務時間の適正把握など、縮減に向けて取り組んでまいりたい。 3 その他の項目については、引き続き協議してまいりたい。