自民・公明が3分の2
維新は1減、共産は躍進
~寒い中、投開票事務に従事された職員の皆様、遅くまで大変お疲れ様でした。~
(12月16日付)
12月14日投開票で第47回衆議院議員選挙が行われました。
結果は、自民・公明が326議席を獲得、定数475議席の3分の2を超え、民主は11増の73議席、維新は1減の41議席、共産は倍増以上の21議席を得る躍進となりました。
投票率は53%と戦後最低を更新しました。
「景気回復」を逆行させた消費税増税や格差を拡大した「アベノミクス」の評価、平和と民主主義を脅かす集団的自衛権行使や特定秘密保護法の強行、世論無視の原発再稼働推進姿勢など重要な課題が争点となりました。
辺野古の新基地建設問題をめぐり、先の知事選挙で「建設反対」の民意が示された沖縄では、4選挙区すべてで基地反対候補1本化が実現。建設推進の自民党候補が落選し、「新基地建設ノー」の強いオール沖縄の世論を示しました。
また、与党勢力の獲得議席数は、自民党の得票率33%(比例代表)と比較した場合、75%の223議席を獲得するなど、「死票」が多く民意を歪める小選挙区制の問題点を指摘せざるを得ません。
安倍政権与党が「大勝」する中、2017年4月の消費税10%への増税強行や憲法改正策動など、国民の願いとの矛盾が強まることが予想されます。引き続き、安倍政権の暴走と大阪における維新政治にストップをかけ、国民・市民のくらしと私たちの働きがいを守るために職場や地域での議論を広げましょう。