非常勤職員・短期臨時職員
時間単価(20円)引上げ実現
(12月16日付)
今回の賃金確定闘争では、非常勤職員、短期臨時職員ともに「時間単価の引き上げ」を実現することができました。到達点を確信に、みんなで加入する労働組合をつくりましょう。
秋季年末闘争で私たちは、切実な生活実態に基づく賃金改善について、「チームワークを強める賃上げ」の実現を求めました。
短期臨時職員については、当局に対し10月1日に「短期臨時職員の賃金改善を求める要求書」を提出し、最低時間単価をただちに千円以上に引き上げることを求めてきました。
また、非常勤職員については、堺市人事委員会が昨年度に続き、月例給の引上げを勧告したもとで、連動した引上げを求めました。
秋季年末第2回交渉では、短期臨時職員が「恒常的業務」に従事している実態に見合う引上げを求めました。
当局は、「短期臨時職員は、業務に必要な人材で、一翼を担っている」と認め、「周辺他市の状況を情報収集して研究したい」としました。
また、非常勤職員の報酬について当局は、「人勧とはただちに連動しないが、重要な要素である。昨年は均衡しているという認識」という認識を示しました。
こうした交渉経過や、賃上げに向けた要請行動や職場連名要請書提出など庁内一丸となった運動により、平成27年4月1日から、短期臨時職員の時給20円(日給換算150円)、非常勤職員の基礎報酬額20円(高年齢雇用者10円)の引上げが回答されました。
改定が次年度となったことは残念ですが、昨年度は到達できなかった全ての任用形態についての賃上げが回答されたことは重要です。
今後、諸課題解決等交渉では、「非常勤職員の更新時評価制度の導入」について交渉を行なうとともに、春闘では「短期臨時職員の任用待機期間」「短期臨時職員の夏季休暇」「非常勤職員の母性保護休暇のさらなる改善」等に向けて、声を集めて交渉を行ないます。さらなる均等待遇・労働条件の向上のために、私たちの労働組合を強く大きくすることが大切です。短期臨時職員・非常勤職員をはじめ、全ての任用形態の職員のみなさんの組合加入を呼びかけます。