堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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「堺はひとつ!」をもっと市民のなかへ~西区民シンポジウム開催

~「大阪都構想」と堺市西区の未来を考える~

(4月25日付)

 

   

 4月21日、ウェスティセミナールームで、「大阪都構想堺市西区の未来を考える」西区民シンポジウムが開催され、約50人が参加しました。

 開会あいさつに立った八田忠敬氏(自由と自治・堺の会事務局)は、これまでの取組みを紹介するとともに「いま、大阪市で分割する論議がすすめられているが、特別区によって税収の較差が出るのは避けがたい。東京の例を見ても財政調整を巡って区どうしのせめぎ合いにもなっている。宝塚市伊丹市で、わがまちを守ると訴えた人が圧勝した。京都市での道州制に反対する運動など自治を守ろうという運動が広がっている。私たちも『堺はひとつ』の運動を強めよう」と訴えました。

 DVD「大阪都構想堺市の未来」を鑑賞した後、まず事務局の日下部氏から西区まちづくりビジョンの紹介が行われました。その後、地域から「堺を都構想で分割してはならない」、「堺市が廃止されること、財源・権限が奪われることなど、わかりやすくもっと市民に知らせて行くべきだ」との意見がありました。また、社会福祉法人コスモスの山本さつき氏から、高齢者福祉の現場からの報告と合わせ「都構想で堺市がなくなると区域ごとの包括支援センターはどうなるのか」との発言が、さらに、おおぞら保育園元園長の平林敬子氏からは、子育て現場からの報告とともに「政令市の権限は必要。堺はひとつの運動と合わせ、子育てするなら堺をめざそう」との発言がありました。

 会場から3名のフロア発言があるなど、意義深いシンポジウムとなりました。