前週に続き、圧倒的世論が官邸を包み込む
―7月15日(日)には泉北ニュータウンでもデモが―
(7月11日付)
首都圏反原発連合の有志がよびかけた関西電力大飯原発(福井県おおい町)3号機の停止を求める行動が6日金曜日の夕方、首相官邸前で行われました。毎週金曜日の恒例となっているこの行動には、雨のなか、およそ15万人(主催者発表)が官邸前を埋め尽くしました。
野田首相の「大きな『音』だね」に怒り
大飯原発3号機の再稼働後初となった今回の行動。前週6月29日の20万人が集まった行動に対し、野田首相が「大きな『音』だね」と語ったと報道されたことに対し、「音じゃない!国民の声だ!」というプラカードやシュプレヒコールも目立ちました。また、「報道で首相の言葉を聞いた瞬間、怒りでめまいがしました。私たちの必死の声が騒音にしか聞こえてないんでしょうか。それなら首相が理解するまで行動を続けます」と話す参加者も。
この日の行動には、音楽家の坂本龍一さんも参加。マイクで「長い闘いになるが、頑張りましょう」と呼びかけました。
全国でも連帯した運動が
こうした行動に連帯して、全国各地でも再稼働反対の行動が行われています。
名古屋市の関西電力東海支社前では、「大飯原発いますぐ止めろ」とコールしつづけました。また、金沢市にある北陸電力石川支店前には、福島からの避難者も参加して「原発反対」の声を響かせました。
大阪市、京都市、神戸市などでもそれぞれの行動が行われ、「再稼働撤回」「原発いらない」と、怒りの声が沸き起こっています。
15日には泉北ニュータウンでも行動
堺市でも、さまざまな取り組みが予定されています。
7月15日(日)には、「さよなら原発・泉北ニュータウンデモ」が、同実行委員会の呼びかけで行われます。
当日、午前10時に西原公園(泉北高速鉄道「栂・美木多」駅北)の「けやき並木あたり」集合で、周辺をデモ行進して訴える予定です。
少しの時間、少しの距離でも参加して、一人ひとりの思いを訴えてみませんか。