堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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大幅増員・夜勤改善、社会保障の拡充、震災からの復興、地域医療の再生を求める

単産共同「5.25国会議員要請、署名提出行動」(5月31日付け)

 5月25日(金)、東京都内で医療労働者が共同で議員要請、署名提出行動を行い、全国から251人が参加、堺市職労病院支部からも2名が参加しました。日本自治体労働組合総連合自治労連)、日本医療労働組合連合会日本医労連)、全国大学高専教職員組合全大教)が共同で、5・25中央行動(29日付け本紙既報)の一環として行ったものです。

 提出行動にさきがけて永田町にある星陵会館で、意志統一集会がおこなわれました。

集会は、堺市職労書記次長と日本医労連中央執行委員の司会で始まり、開会あいさつを自治労連の柴田副委員長が行いました。

 つづいて、運動の到達を報告した日本医労連の相澤幸敏書記長は、独立行政法人や国立大学で7・8%もの給与削減が行われており、医師や看護師の給与削減の動きもあると報告しました。そのうえで、安心安全な医療を求め、地域などで共同の輪が広がっている。前回の署名と合わせて全国から集まった120万筆を超える署名に運動の広がりに確信をもって、今日の国会議員要請行動を成功させましょうと話しました。

 労働経済ジャーナリストの小林美希さんが、看護師の医療行為を拡大する「特定看護師」について講演。「いま看護のケアとは何か、看護師とは何かが問われる歴史的な分岐点にきている」と話し、また、特定看護師制度は、「特定看護師」の教育を受けていなくても医療行為ができるという穴だらけの制度だと指摘。「制度ができてしまえば影響は大きい。現場から訴えていかなければ変わらない。しがらみを断ち切れるのは世論。世論をつくるのは現場の声です。みなさんのがんばりにかかっている」とエールを送りました。

 集会後、全ての国会議員に要請を行うための班分けで、堺病院と貝塚病院の参加者3名は衆議院第1議員会館内の議員7名への訪問を行いました。

 委員会開催中のこともあり、議員には直接会うことはできませんでしたが、大阪の仲間が集めた署名の一部を紹介議員の秘書に手渡すことができました。秘書は「みなさんの頑張りと一緒に私たちも頑張ります」と、力強く答えてくれました。 また、病院職場のたいへんな労働実態の訴えに、真剣に耳を傾けていただいた別の議員の秘書から「大臣ですので紹介議員にはなることはできませんが、皆さまのたいへんな労働実態を議員に伝えます」と、答えていただくなど、朝から夕刻まで非常に有意義な行動となりました。

 多くのみなさんの頑張りや協力で集まった署名126万筆を無事に国会議員に届けることができ、「医療従事者や介護従事者の大幅増員や夜勤改善で、安心安全の医療・介護の実現を、みんなの力でつくり上げたい」と、よりいっそう強く感じる国会議員要請行動でした。