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涙ながらに8名が公平委員に訴え!

千代松泉佐野市長の賃下げ暴挙 公平委員会で公開口頭審理行われる(2月8日付け)

 泉佐野市の千代松泉佐野市長が昨年7月から全職員8%カットを強行していることに対して「公開口頭審理」が1月28日に行われました。

 千代松市長が何の理由も根拠もなく市長選挙で「市職員の賃金を20%カット」することをマニフェストで掲げたことを口実に、泉佐野市職労に対して、市職員の賃金を20%カットする提案をしてきましたが、労働組合との合意なしに一方的に議会に提案。議会でも同意を得ることができず、8%カットに修正し強行可決する異常な事態となっています。

 このことについて組合側は市公平委員会に措置要求していました。その公開口頭審理が行われたものです。

 組合側からは執行委員長を含む8名が3名の公平委員に対し意見陳述を行いました。市当局側からは千代松市長だけが出席しました。

 また、この様子を組合員をはじめ大阪自治労連や阪南各市自治労連の組合、議員、マスコミなど約40名が別室で放送を見守りました。

 意見陳述では「一方的な8%カットで仕事への意欲がなくなっている」「来月子どもが生まれるが嬉しいはずが不安」「市民と職員を敵対させる市長の言動で保育士として責任を果たせるかどうか疑問」「生活保護水準より2万円近く低くなった」などを涙ながらに公平委員に訴えました。

 これに対し、同席していた千代松市長は「手続き的に問題はない」とし、とりわけ月例で生活保護水準以下の職員を認めながら、「一時金などを含めると生活保護水準を上回る」「市内の生活保護受給者の生活を考えると比較するのはいかがなものか」など、使用者責任としての役割は何なのか全く理解しようとしない姿勢があらわになりました。

 泉佐野市職労は、この間、要請署名を集約し、公平委員会に提出し、安心して公務労働を提供できるよう闘っています。