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「対話と学びあい」で仲間を増やそう 近畿ブロック組織拡大強化推進研修・経験交流会を開催

3月14日付

 

自治労連近畿ブロックは8日、大阪グリーン会館を会場にWeb併用で、組織拡大強化推進研修・経験交流会を開催。6府県から42人が参加し、自治労連本部・青池中執を招き、レイバーノーツ大会やZ世代の意識について学ぶとともに、討論・交流を行いました。

対話と学びあいとはどういうものか

 冒頭、坂田議長は「4月には多くの新入職員を迎えるもとで、新入職員をどのように労働組合に迎え入れるか、また、新入職員に限らず未加入者が増えているもとで、どうしたら組合に入ってもらえるか、本日の交流会が大きな力になれば。「対話と学びあい」とはどういうものか、新入職員や未加入の職員にどのように語り、加入をすすめるのか、一緒に考えたい。「紋切り型」で語るのではなく、自分の経験を自分の言葉で語ること、そして「押しつけ型」ではなく「共感型」で寄り添うことだ」と呼びかけました。

学びをいかした組織強化

 自治労連本部の青池中央執行委員は、昨年、渡米し、全米各地から労働組合や組合活動家が3日間にわたり集う「レイバーノーツ大会」に参加した経験をもとにお話されました。
 そこでは、①サービスモデル型(幹部請負型)から組織化モデル(ボトムアップ型)へと労働組合が自ら改革していったこと、②ストライキでは組織拡大と団結強化を一番大事にしていること、③国同士で分断されるのではなく労働者の連帯で世界を変えていくこと、とりわけ「新自由主義からの脱却」や「公共の再生」が呼びかけられていることを学んだとのことでした。
 そして、レイバーノーツの学びを活かした組織強化として、①当事者をお客さんにせず、役員が「活動を請け負わない」こと、②あらかじめ役員が決めたことをやってもらうだけの「トップダウンを変えていく」こと、③要求実現と組織拡大を別々に行うのでなく「仲間を増やして要求運動」をすすめること、④組合に入らなくても解決してくれると思われないよう「当事者抜きで解決しない」ことが強調されました。
 さらに、「Z世代」の価値観をどうみるか、として、リクルートマネジメントソリューションズによる新入社員意識調査の結果を紹介し、どのような職場で働きたいかについて「お互いに助け合う」(64・1%)、「遠慮をせずに意見を言い合える」(45・1%)と答えていることや、仕事をするうえで重視したいことは「成長」(32・2%)、「貢献」(23・1%)、「専門性」(19・7%)と続き、「競争」(2・6%)は最下位であることから、自治労連がめざすものと新入職員の思いは一致していると述べられました。
 講演後、分科会に分かれそれぞれの組織の活動や活動上の悩み、アドバイスなどを交流しました。