堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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東日本大震災救援活動

大船渡市での給水活動に参加して③

3月31日より8泊9日の日程で、被災地である大船渡市へ行ってまいりました。

 まず第一に感じたことは、宿泊地から本部のある大船渡市役所まで片道1時間半かかり往復3時間にも及びます。

 宿泊地から市役所までの町並みは、大震災があったと思えないほど、見た目の被害はなかったように見えます。給水タンク車に水を満タンに積み被災地に向かう途中、目を疑うような光景が飛び込んできました。この世の光景で無いようでした。やがて被災地のど真ん中を通り、給水拠点へと進み、給水作業を開始しました。地元の人は被災をされているにもかかわらず、みな我々に対して感謝され、礼儀正しく、マナーも良い人ばかりでした。我々もやりがいもあり、明日への励みにもなりました。

 無事7日間の任務も終わり、明日の帰りの準備も終わり、睡眠についたとき、今まで体験のない大きな衝撃(震度6弱地震)があり、部屋のテレビやポットは吹っ飛び、テーブルはこけ、電気は消えて、大変でした。朝5時頃2階フロントに行こうとしましたが、停電のため手探りで階段を下りる状況でした。第5次救援班を見送った後、水沢駅へ電車の運行状況を確認に行くと、復旧の目途は立たないとのことでした。

 朝食を食べるためコンビニが開いているか確認しましたが、停電のため閉店していました。空港は大丈夫との情報が入り、午前10時前に電車が不通のためタクシーにより空港へ行きました。

 空港に着いても、岩手県全域が停電によりレストランも閉店、自販機も電気が入っていませんでした。時間はありましたが何もすることがなく、そうこうしているうちにフライトの時間がきて無事大阪に帰ってまいりました。