堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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公的扶助研究全国セミナー  10 月 25 ~ 27日

大阪で考える「健康で文化的な最低限度の生活」(10月9日付)

第52回公的扶助研究全国セミナーが12年ぶりに大阪で開催されます。公的扶助研究会は全国の生活保護ケースワーカーを中心として、研究者や各種民間支援者、当事者らが手を携えて公的扶助を取り巻く問題について研究と交流を深めていく団体です。

 貧困率が高止まりする下で、すべての市民に「健康で文化的な最低限度の生活」を保障する生活保護や生活困

窮者支援の諸制度を始めとする社会保障の役割はますます重要となっています。

 一方で、生活保護の捕捉率(生活保護基準以下で生活する世帯のうち現に生活保護を利用している世帯の割合)

は2割程度にとどまっており(厚生労働省)、生活保護はその役割を十分に果たしているとはいえません。

 また生活保護ケースワーカーは、厳しさを増す利用者の生活に向き合い、その解決のために、生活保護の実施要領や社会保障社会福祉制度を駆使するとともに、様々な関係機関と連携して、利用者本位のケースワークを実践し、利用者の生存権を守るため奮闘しています。

 昨年は、「健康で文化的な最低限度の生活」が連続ドラマとして放映され、利用者に寄り添い、様々な生活問題と格闘する生活保護ケースワーカーに注目が集まりました。今年は貧困と向き合う府立松原高校生の取り組みが注目を集めています。

 堺市職労福祉衛生支部は公的扶助研究セミナーを自治研活動と位置づけ、組合ニュースに掲載するレポートを提出する組合員については参加費を補助します。組合員の積極的な参加を呼びかけます。