堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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新入職員向け 賃金 労働条件 説明会 大好評につき

新入職員が知っておきたい3つのこと 賃金編 給料表の見方 昇任昇格の仕組 賃金決定の仕組

(10月30日付)

 10月14日と15日のランチタイムに「新入職員が知っておきたい3のこと」と題した、堺市職員の賃金に関わる制度の仕組みについて、説明会を本庁で開催し、合計20名以上にご参加いただきました。

 林田書記次長を講師に、堺市職員の賃金決定の仕組みや昇任・昇格・昇給の制度を体系立てて説明しながら、実際の給料表と照らし合わせて見ました。堺市人事委員会勧告については、勧告が賃金にそのまま反映されるわけではなく、「較差×職員数」を原資として、配分については堺市当局と労働組合との交渉次第となること(勧告を実施するかどうかも交渉次第)を説明しました。また、堺市がすすめている多様な雇用形態にも触れ、「願望」ではない「権利」としての働き方や労働組合の意義について、考えました。

 司会の田中青年部書記長からは、青年層の労働組合加入率が低いことと皆が加入することの必要性について、訴えがありました。

 以下、参加者からの感想です。

「人事委員会勧告の民間給与調査対象が50人以上というかなり小さい規模の企業を対象にしているということを初めて知りました。堺市役所だけでもかなりの職員数なので、やはりおかしいなあと感じます。公務員はできて当たり前であって、営業ノルマのようなものもなく、評価されにくいのはわかりますが、世間と実際の状況との認識のギャップが大き過ぎるのは少し悲しいです」

「給料表について理解が深まりました。ディーセントワークの意味を知れました。組合の意義を再認識できました」

「入庁当初は賃金決定の仕組みにあまり興味がありませんでしたが、実際に給料をもらうようになって、賃金の仕組みに興味を持つようになりました。人事ではあまりそういった内容を詳しく説明されなかったので、良い勉強になりました」

「昇任制度、給与の仕組みについて理解できた。階級の見方がわからなかったので、ありがたかったです」

「給料、給与、昇任、昇給、昇格などの用語がわからなかったので、今回参加して良かったです。職員が団結して労働環境が良くなればいいと思うので、自分もできることはやっていきたいと思います」

「わかりやすく説明していただいたので、今まであまり理解できていなかったところの理解が深まりました。ありがとうございました」

「曖昧な点が理解できて良かったです」

「日頃、教えていただく機会もなかったので、お話を聞くことができて良かったです。学歴によって昇格の条件が差別されていないのは堺市の良いところだと思います。給料表の見方についてはけっきょくのところ、あまりわからなかったような…」

「賃金決定の仕組みについてはある程度理解していたが、今回、勉強会の場をいただけたので、より深く理解することができました。ありがとうございます」

「仕組みについて概要が理解できました」

「わかりやすくて良かったと思う。職場では話さない内容なので良い。引き続き、開催してほしい」

 また、今後開催してほしい内容については、「昇任・昇格の制度についてもっと詳しく知りたい」「人事評価制度」「交渉によって勝ち得たこと」「組合役員の業務」「上司との付き合い方」といったものでした。

「自分たちの賃金・労働条件の仕組みがわからないから、労働組合の要求の意味がわかりにくい」という声から始まったこの企画。今後も定期的に開催していきますし、今回は対象が本庁勤務の方中心となってしまいましたが、各出先機関などでも開催していきたいと思います。