夏季一時金等アンケート結果①
40代「家庭に」60代「親・子に」
福祉職場過半数「有休で周りに迷惑」
(5月20日付)
明日(5月21日)は、2014年夏季一時金等要求書」に対する第3回交渉日です。これまでの交渉経過や皆さんから集めたアンケートに基づいて要求を前進させる重要な場となります。
一時金の使途
生活費の補填が80・8%でダントツ。2位貯金39・6%、3位住宅ローン37・3%、4位趣味・レジャー35・9%と続きます。但し年代別での特色が強く、20代以下では貯金83・5%、趣味レジャー62・6%と将来に備えたり、比較的自由に使える傾向がありますが、40代では住宅ローン46・9%、教育費40・1%と家庭に対する支出が多く、50代以上では耐久消費財31・7%(全体22・3%)、家の修理25・1%(同12・9%)が他年代より高い傾向があります。
また親・子等への援助が20代以下が3・3%になるなど40代以下までは10%割れでしたが、50代以上で15・6%、とりわけ再任用は17・7%でした。収入が減少する60代に入っても自身ばかりに使えない生活実態が伺えます。
一時金の要求額
2・512月+37、558円と月数では過去最少、一律額は2番目の低水準でした。
要求額1位は2・0月+0円12・1%で条例の1・9月+0円に近い水準です。以下、2位2・5月+0円11・4%、3位3月+5万円10・3%、4位2・5月+5万円10・0%、5位3月+0円9・5%と続きます。
休暇取得日数
16~20日27・1%、20日以上が18・4%と約45%が16日以上取得する一方で、4~7日12・0%、4日未満5・8%と約6人に1人が7日以下の取得となっています。特に20代以下では新採を除けば3人に1人以上が7日以下に留まっています。支部別では事業団の4割以上が7日以下で、16日以上が約1割と非常に取得しにくい状況です。
取得しきれない理由
病気など何かのときに残しておく55・3%が最多。以下周りに迷惑を掛ける42・5%、仕事をこなせない37・8%、予定が立てにくい26・4%と続きます。特に再任用・再雇用では約9割が病気などに残すとの回答で、健康上で不安を抱える状況が伺えます。支部別では社会福祉6割超、保育所59・7%、事業団53・7%が「周りに迷惑」と回答。厳しい人事配置の表れと思われます。また社会福祉6割超、保健衛生57・9%が「仕事をこなせない」と回答し、業務量の多さが表れています。