引き続き当局回答の昨年8月まで遡って実施を求めます
(7月18日付)
短期臨時職員の通勤費の支給の運用に関して、当局は11年夏季交渉時に「実態を確認して、持ち出しが生じないように、今回の交渉に限らず検討したい」と回答していました。今のところ、今年度4月1日までさかのぼり実施と回答がありました。
改善を求めてきた経過
11夏季交渉で改善することを確認、8月締め分から実施されることとなりながら、果たされてこなかった短期臨時職員の通勤費が改善されることになりました。
これまでは「往復普通運賃×実勤務日数」と「1ヶ月定期券の価額」のうち、低い額を支給することになっていました。この運用では定期券を購入した職員が、有給休暇の取得などで実際の通勤日数×往復運賃額が定期券額を下回り、後に定期券額が支給されずに持ち出しが生じるケース、逆に切符を購入する職員が勤務日数によって定期券額を上回り、定期券額しか支給されずに持ち出しが生じるケースがありました。
組合員から「ただでさえ少ない手取りの中、通勤費まで持ち出しとなると…」と改善を求める声が寄せられていました。
改善へ向け声を上げよう
今回の通知では今年度4月1日から、通勤日数が5日以上の職員には1ヶ月定期券額(上限を44000円)を支給することになり、勤務日数によっての持ち出しはなくなりました。労働組合としては、当局が行うとした2011年8月まで遡っての実施を引き続き強く求めていきます。
今回の改善も声を上げたからこその改善です。引き続き、幅広く要望・意見を労働組合にお寄せいただくことをお願いするとともに、労働組合への加入を広く呼びかけます。
先日の厚生労働省の審議会では、これまで均衡確保の努力対象外とされてきた通勤費も均衡確保とするように報告が、やっと行われたところです。均等待遇を求める私たちの運動はまだまだこれからです。声を強めてがんばっていきましょう!