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民営化でどうなる?水道の安全・安心・危機管理

第24回水とくらしの110番シンポジウム

(9月17日付)

 9月26日、エルおおさか6階大会議室にて、近畿水問題合同研究会主催の、「第24回水とくらしの110番シンポジウム」(主催:近畿水問題合同研究会)が開催されます。水道労組では、多数の参加を呼びかけています。

 2015年3月の大阪市会で、橋下大阪市長がすすめてきた水道民営化条例案は否決されました。水道民営化はどのような理由で発案され、なぜ否決されたのか?

 市民の大切なライフラインである大阪市の水道は、市の財政と市民が支払う水道料金により、発展してきた歴史のある市民の財産です。また、その技術力は高水準にあります。

 しかしながら、南海地震直下型地震への対応、水道水源の監視・環境保全、水道管や浄水場などの老朽化施設の更新などの課題が山積しています。

 経費削減のため、ライフラインの守り手である人員体制を縮小して大丈夫か?民営化により利潤が最優先とならないか?一日たりとも欠かせない命の水を供給する水道民営化について、市民自らが真剣に考え行動しなければ、水道は政争の具になり、利潤追求の道具にされかねません。

 シンポジウムでは特別報告で、「水道民営化条例案は、なぜ否決されたのか」(岩崎大阪市会交通水道委員会委員長)、「大阪市水道局の今」(中村NPO法人水政策研究所理事長)、「利用者から見た水道民営化・広域化」(飯田全大阪消費者団体連絡会事務局長)等、各分野からご報告いただくとともに、持続可能な水道のあり方について議論します。

第24回水とくらしの110番シンポジウム

民営化でどうなる?水道の安全・安心・危機管理   ~持続可能な水道をめざして~

【日時】2015年9月26日(土) 13:30~16:50

【会場】エルおおさか 6階大会議室

   (京阪・地下鉄谷町線天満橋駅

【参加費】無料

【記念講演】「世界の水道民営化の背景と課題」 仲上 健一 氏(立命館大学特任教授)